今回は絶対に売ってはいけないお客さんの特徴と対策(スクリーニング)について解説していきます。
ビジネスにおいて売上を上げることは大事なんですが、コピーライティングとかセールステクニックを駆使しまくって、「売ることだけ」に専念すると後からトラブルが起こります。
例えば、理不尽なクレームをつけられたり、全く価値観の合わないお客さんと付き合うハメになって、お客さんに振り回されてしまう問題です。
実際、お客さんに振り回されまくってビジネスが苦痛になり辞めていく人もいますが、こうなるのは「スクリーニング」ができてないからなんですよね。
スクリーニングっていうのは、必要でないお客さんには去ってもらい、必要なお客さんだけに絞っていくということです。
これを最初からやっておけば、逆に売上は増えるし、優良なお客さんだけが集まるのでストレスなくビジネスを続けることが出来ます。
売らない人を決めると売上が増えてトラブル回避できます
一見、「必要でないお客さんに去ってもらう」と聞くと勿体無いと感じる人もいるかもしれません。
しかし売上のために「必要じゃないお客さん」にまで売ると、トラブルの原因になるだけです。
よくあるのが「稼ぐ系」の情報発信者はセールスの段階で、「誰でも簡単に」「たった◯◯日で」「おじいちゃんでも出来た」みたいなキャッチーな言葉で扇動して売るパターン。
テクニックを使うのが悪いわけじゃないですが、基本的に「楽したい、努力したくない…でも成功したい」という残念な情報弱者が反応しやすくなるので、教えてもなかなか実践すらしてくれなかったりします。
実践しないならまだ可愛いほうですが、中には「稼げないじゃないか!」「思ったのと違う」などと、責任を他人に擦り付ける人もいるので非常に危険です。
でも正常な思考を持ってる人であれば「楽に簡単に」なんて胡散臭いフレーズに反応しないじゃないですか。
むしろ「誰でも簡単に」「たった◯◯日で」「おじいちゃんでも出来た」なんてフレーズを見ると、「この人怪しくないか?」って逆にまともな人から警戒されちゃうんですよ。
これって逆ブランディングなんですよね。
むしろ「こういう人は買わないでください」とハッキリ明言してあげることで、ちゃんとやってるんだなと印象を与えられます。
自分はプロとして専門家として「こんな人のためにやってるんだ」という理念を持って、「この人には絶対売らない」というスタンスでいると、それが逆に際立って尖った存在になれます。
恋愛にも似ていますが、自分を安売りしちゃってる人って全然魅力的に感じないじゃないですか。
恋愛依存体質な人ほど遊ばれて捨てられたりしますが、これもスクリーニングができてないから、変な男や女が寄ってきてもホイホイ付いていっちゃうんです。
少し話がそれましたが…結局は全員から好かれようとするから埋もれちゃうし、舐められちゃうんですよね。
埋もれちゃうし相手にされないから焦ってしまい、あの手この手でセールスして必要ない人にまで売ってしまうんです。
でも必要な人にだけ届けてあげるというスタンスでいれば、変なお客さんは勝手に排除されていき、必要な人にちゃんと届くようになります。
絶対に売ってはいけないお客さんの特徴5つ
ここで僕が「こんな人には絶対に売らない」と決めている基準をシェアします。
- 基本的なマナーがない人
- 依存心が強い人
- 否定してくる人
- 他人や環境のせいにする人
- お金がない人
あくまで僕の事例ですが、他のビジネスでも共通点はあるのではないでしょうか。
①基本的なマナーがない人
挨拶できない、自己紹介がない、返事がない、お礼ができない、こういう人は論外ですね。
基本的にビジネスって価値提供してお金を頂くわけなのに、日常のコミュニケーションで相手を不快にさせちゃう人がビジネスで稼げるわけがありません。
まず人として社会人としてのマナーすら分からない人は、ビジネス以前の問題です。
②依存心が強い人
「何をやればいいですか」「どうやったら稼げますか」とか、自分の頭で考えずに依存してくるような人も対象外です。
べつに知らないこと、出来ないことがあるのは仕方ないのですし、質問してきてくれるのはいいんです。
でもこっちは相手の状況を細かく知ってるわけでもないから、「何をやればいいですか」って聞かれても抽象的すぎて答えようがありません。
例えば「◯◯な状況で、◯◯と◯◯が課題だと思ってるのですが…」と自分なりの仮説を立てて、自ら問題解決に取り組もうという姿勢がない人って絶対に稼げないんですよ。
自分で考えずに答えをもらおうとする姿勢の人は、そもそもビジネスをやってはいけないと思ってるので、そういう人は来ないように発信しています。
③否定してくる人
こちらの意見や主張を否定してくる人にも売ってはいけません。
例えばメルマガとかブログで、なにかしらケチをつけたり、持論を振りかざしてマウント取ろうとする人ですね。
イエスマンだけで周りを固めろという話ではなくて、そもそも意見が対立してる相手にわざわざ理解してもらおうと説得しなくてもいいということです。
すぐ否定したり、自分の主張やこだわりが強すぎる人って、「これは違うと思う」「これは合ってない」と勝手に自己判断して、素直じゃないんですよね。
だから素直じゃない人に教えても、そもそもちゃんと実践してくれないし、勝手に間違った方向に進んで自爆するだけなので、手を煩わすだけです。
④他人や環境のせいにする人
うまくいかなったことを他人のせいにしたり、環境のせいにする人も売るべきではありません。
よくあるのが「◯◯の塾は稼げない、詐欺だ」みたいに批判ばかりしてて、評論家になっちゃってるような人は要注意です。
もしあなたの商品やサービスを購入した後に、ちゃんとサポートしてるのに理不尽なクレームをつけてきたり、他の人にも悪口を垂れ流す危険性もありますから。
そもそも、その塾が本当に詐欺かどうかわからないですし、本人がどこまで実践したかもわかりませんから、100%鵜呑みにしないことです。
もちろん過去に失敗はしたけど「自分に非があった」「結果は出なかったけど勉強になった」と自己責任マインドがある人なら、問題ありません。
中には本当に酷い塾やコンサルもありますからね。
少なくとも僕のお客さんになってくれた人は、自己責任マインドがあって良識ある人たちばかりなのでそこは本当に有り難いです。
⑤他人の時間を平気で奪ってくる人
「会ってくれませんか?」「Skypeでお話できませんか?」「◯◯について教えてください」と、要求ばかりしてきてこちらの時間を奪ってくる人。
他人の貴重な時間を使わせている、という感覚がない人にビジネスは出来ません。
もちろん質問や感想のメールは大歓迎ですし、たまには僕も返信することもあります。
だけど、そこからお構いなしに「これはどうなんですか?」「あれについても教えてください」とコンサルしてるわけでもないのに、個別具体的なことをアレコレ頻繁に要求してくると、その時点でアウトです。
こういう人って自分の犠牲や代償は払わずに、相手の時間を奪って自分が欲しいものを手に入れようとする自己中心的なマインドを持ってるので、お客さんにもなりにくいんですよね。
理想のお客さんを集めるスクリーニング対策
スクリーニングの基準は人それぞれですが、まずは「誰のためにビジネスをしてるのか」を明確にすることが先ですね。
みんなコピーライティングやセールステクニックばかりに目が行くんですが、そもそも「誰に」向けて売るのか決めていないと、誰を弾くべきかもわかるはずがありません。
その上で、表のブログやSNSで「来てほしいお客さん」に向けてメッセージを届けることを意識する。
それと同時に「来てほしくないお客さん」に向けても意識しながら、言葉を選んで発信していくことが重要です。
まず入り口のメディアの存在意義やコンセプトが明確であれば、不要な人は勝手に排除されますし、理想に近いお客さんだけが反応するようになります。
それと実際にセールスをするときも、「どういう人に買ってほしいのか」「どういう人に買ってほしくないのか」を決めましょう。
表のメディアでいくらスクリーニングをしてるつもりでも、全員が全員あなたのコンセプトを理解して残るわけじゃありません。
もしブログやSNS経由でセールスレターに繋いで成約をさせるのであれば、セールスレターでもしっかり教育をしてスクリーニングをすることです。
もしメルマガからセールスレターにつなげるのであれば、セールス前の教育をメルマガでしっかり行ってから売ることですね。
短期目線ではなく長期目線で考えよう
ビジネスは短期よりも、長期的に続けることのほうが大事です。
短目先の利益を追いかけて売上を作っても、疲弊してしまってビジネスが全く楽しめない、物理的に続けられない状態になってしまったら本末転倒です。
最初は売上が立ちにくくても、自分の価値観や理念に合う人だけと信頼関係を構築しながら、あなたのブランドの信用力を高めることを最優先してください。
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