僕がせどり(転売)を辞めた3つの理由【月30万円の収入捨てた話】

正直、お金だけ稼げてても虚しいだけなんですよね。

・・・って、神妙な面持ちからスタートしましたが、今回は「僕がせどりで月30万円稼いでいたのに辞めた」って内容の記事です。

というのも僕が一番最初に、インターネットビジネスで稼げるようになったのが「せどり(転売ビジネス)」だったんですよ。

以前は月30万くらいは普通に稼げるようになったんですが、やりたくないから辞めました。

その理由についてお話していきます。

 

せどりは今でも普通に稼げます

ちなみに先に言っておくと、せどりって今でも普通に稼げますよ。

「せどりって何?」っていう人のために簡単に説明すると、「店舗で安く商品を仕入れて、ネットで高く売る」という超単純なビジネスモデルです。

 

始めたのは2015年くらいだったと記憶してますが2018年の今でも、普通に売れる商品ポンポン見つかるんですよね。

プライベートの買い物中とかでも、ついつい癖でスマホで商品リサーチしてしまうんですよ。

すると「うわ、1個3,000円も利益でるやんwこれ何十個あるのww」っていうお宝商品とかたまにありますからね。

【価値観崩壊】金なし・才能なしの僕が秋葉原でせどりしたら日給10万円を稼いだ話

 

巷では、もう飽和してるとか、もう稼げない、って言われてるんですけど、全然そんなことないなーって感じてます。

日給10万円という意味不明な体験をしたことで、「あ、お金って稼げるんや」っていう確信に変わり自信をつけていった。

 

そういう意味ではほんとに良いキッカケは得られたし、稼ぐ成功経験を得るという意味では初心者の人はチャレンジしてみてもいいかもしれない。

だけど、一生それをやり続けることはオススメしません。

 

稼げるのにせどりを辞めた3つの理由

その1:面白くないからやる気でない

単純に面白くないんですよね。まあ利益が出る商品が見つかった時は嬉しいですけど、仕入れた後に検品やら納品やらで、面倒な作業が待っている。

商品を仕入れれば仕入れるほど作業量は増えるからやってて辛いし、作業は常にずーっと一人でやるので孤独感が半端ない。

 

ダンボールが山積みになった部屋で一人、黙々と箱詰めする。そんな自分を客観的に見た時に、「あれ?オレ何してるんやろ…」って虚しくなる。

まあお金は稼げるんだけど、そのプロセスが非常につまらなく、苦痛以外の何者でもない。

「これならアルバイトやってたほうがマシやん」って思うくらいw

 

せどりが大好きならいいんですけど別に好きじゃないし。そもそも自分はせどりをやるために生まれたわけじゃない。

 

その2:資産にならない

せどりは労働しないと、仕入れに行かないと、納品しないと、在庫が増えていかないので労働し続けないといけない。

もし先月頑張って30万円・40万円稼げても、売れてる=商品がなくなるわけだから同じように仕入れに行き、納品しないといけない。

全然積み上がっていかないんですよ。

 

もし自分の身体が壊れたら、肉体労働できなくなった時のこと考えたら、こんなの一生続けられないなって悟った。

まあ外注スタッフを雇って組織化する方法もありますし、実は最近までスタッフを雇っていてひっそりと稼いでたんですが、それも完全にストップしました。

 

理由は同じで、面白くない・楽しくないから、もっとスキルを高めようとか、もっとノウハウを蓄積していこうとか、もっと効率化していこうって、気持ちにならないんです。

 

ノウハウや業界の流れは日々進化していっている、でもそこについていく気力すらもないから知識・スキルという資産自体も積み上がらない。

これじゃ続ける意味はあまりないな、って思ったからです。

 

その3:精神が病んだ

一番の理由はここですね。

ガッツリせどり1本でやっていた頃は、『面白くない→でもやらないとお金稼げないからやるしかない→スキルも積み上がらない+労働作業の連続→やりたくないから心と体が一致しない』っていう状況が続いて、ある日ベッドから起きれなくなったんですよね。

 

身体が拒否してるんですよ(笑)

で、無理やり身体を起こして仕入れに行くと、途中でなぜか気分が悪くなってきて歩くのもしんどくなってくるんですよね。

これは完全に「お前、せどりやったら壊れるぞ」という身体のサインだった。

 

最初はお金をモチベーションに頑張れたとしても、それはドーピング的なものでありガス欠はどこかのタイミングで必ず起こる。

もし本当にやりたいこと、多少辛くても頑張れることなら乗り越えられるんでしょうが、人間って本当にやりたくないことは頑張れない生き物なんだと確信しました。

 

せどりコンサルで稼ぐのもおすすめしない

けっこういると思います。てか、います。せどりで稼いだら次はコンサルで稼ごうとする人。

まあ結論から言うと、これもおすすめしません。笑

 

なぜなら僕自身も「せどりの稼ぎ方を教えたら稼げるんじゃないか」「稼ぎ方を知りたい人は多いから役に立てるんじゃないか」って思って、コンサルで教えることを始めたんですよ。

たしかにそれで収入も増えたし、労働時間もせどりに比べれば圧倒的に短くなった。

 

ブログやSNSなどで情報発信をしてインターネットから集客して、集まった見込み客に対して自分のサポートを売っていましたがPC1台で完結するので、場所や時間の制限を受けずにビジネスができたんですよね。

しかも教えた人も成長していって、稼げるようになっていくのを見るとこっちもやりがいを感じれる瞬間がある。

 

だけど、せどり自体は好きじゃなかったから、だんだんやっててしんどくなってくる。たしかに教える喜びはあるけど、好きじゃないことを教えてお金を稼いでるから根本的にはつまんないんですよ。

で、さっきも書いたようにノウハウや情報もどんどんアップデートされていくわけで、自分も教える以上はそこに追いついていかないといけない。

でも正直あまり興味がないから、知りたいとも思えない。

 

しかも僕のところに集まってくるのは、「お金目的」だから価値観が合わない人や、上辺だけのお金だけのつながりでも売上のために関係性を維持しないといけない。

別に「桑名」という人間には、正直興味がないわけなので、こんなことをやってても不毛だよな…ってせどりを教えることも辞めたんです。

 

僕みたいに「あっちの市場のほうが稼げそうだから」って理由で方向転換しても、結局なにも根本的な解決になってないわけです。

あなたがもしお金を稼ぐことを目的でビジネスを始めたけど、もうお金稼ぎではモチベーションが湧かないっていうなら、ノウハウや手法を変えて鞍替えを繰り返しても、不幸のループにハマるだけです。

好きなことを仕事にする道を選んで音楽ギター講師になったOさんの話

 

やりたくないビジネスやると不幸になる

せどりを通じて色んな人と関わっていると、「あれ?この人せどりじゃなくて、あっちのビジネスのほうがよくない?」っていう人がけっこういるんですよね。

 

例えば、以前にある方(Uさん)が僕のコンサルを受けたいということで面談をしていた時に、

「以前に転売ビジネスを学ぶため別の塾に入ったんだけども、挫折してしまった。」

という話をされていたんです。

 

で、よくよく話聞いていったら、「Uさんって、本当は転売ビジネスをしたいわけじゃないよな」ってすぐ分かりました。

というのも、現状そこまでお金にめちゃめちゃ困ってるわけでもなく、仕事も不満があるわけではない。でも今の環境でただぼんやりと時間を過ごすのも、違うと思っているから何かやらなきゃっていう状態。

 

んで、本音を探っていくと、

「なにか自分にしか出来ない事、やりがいのある仕事がしたい」

「だけど、自分になにが出来るか分からないし、自信もない」

という想いを潜在的に抱えてることがわかったんです。

 

以前まで(せどりやっていた頃)の僕なら

「とりあえず転売ビジネスでお金と時間を作って、そこからやりたいことを探せばいいんじゃないですか?」

と言っていたかもしれません。

 

でも自信がなくて漠然とした不安を埋めるために、「とりあえずお金を稼ごう」としても根本的な解決には至らないですし、以前の僕みたいに精神病む姿が見えてました。

 

だから敢えて僕は、

 

「転売なんて本当はやりたくないんじゃないですか?」

「Uさんの持ってる◯◯を活かしてビジネスを構築したほうがワクワクしませんか?」

 

と伝えたんですよ。

その時のなんか清々しい表情というか、肩の荷が下りた様子は今でも印象に残ってますね。

そこからUさんは自分のやりたいことでビジネスをやろうと決め、転売ビジネスをすっぱりと辞めました。

 

結論:自分がやりたいと思えるビジネスをやろう

Uさんみたいに、本当はやりたくないことを無理に頑張って疲弊してる人が多いって事に気づいてから、僕は今まで培ってきたマーケティングとかWEB集客の知識を正しく使おうと思ったんです。

 

ただのお金を稼ぐために、商品をただ売るためのマーケティングじゃなく。

その人が持ってるリソースやスキルを活かして、その人自身が一番輝けるビジネスを一緒に作るためにマーケティングの知識を使うことにしたんです。

 

そんな経緯があって、今はこんな活動しています。

⇛ 桑名のプロフィールと理念

こちらの記事では僕の理念や活動方針についてストーリー形式で書いていますが、同じ境遇の人も意外と多くて「共感しました!」ってお声も多いんですよ。

 

まあ、そんな感じで「お金だけ」のために頑張ってもいつか虚しくなります。

それに過去の僕のように目先のお金や他人の夢を追いかけてしまうと、いつまでも不足感、不安感、劣等感、欲望、がなくなることはありません。

上に上がいるわけで誰かと比べれば比べるほど終わりがないからです。

 

だけど自分がやりたいことに素直になって、自分の想いや理念を軸にビジネスをすると、他人がどれだけ稼いでるとか、どんな生活をしてようが正直どうでもよくなっていくんです。

最新のマーケティングツールとか、ノウハウやテクニック的なことでさえも根本的な問題ではなかったんだと気付けるようになります。

 

ということで、結論として「自分がやりたいことビジネスにしよう」っていうのが僕の言いたいこと。

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