僕は情報発信をするときに必ず「ゴール」から逆算して作業しましょう。と教えています。
最終的に「売るもの」があって、そこに繋げるためにブログ記事を書いたり、メルマガを発行するなどしてアクセスを流していく。
闇雲にただ記事を書いたり、アクセスを集めるんじゃなく、売り上げから逆算したプロセスに沿って作業する…これが基本です。
だけど、中には「商品を何にすべきか決められない」という状態の人もいます。
リサーチもしてみたし、企画は考えてみたけど、いまいちピンと来るものが見えてこない。
もしそんな状態だったのであれば、それは仕方ないことなので悲観しなくてもいいし、ずーっと悩むことに時間を使うほうがむしろ勿体ない。
そんなときは「情報発信をしながら、商品アイデアを練っていく」という路線に切り替えるのがおすすめ。
今日は、いかにして情報発信をしながら商品アイデアやニーズを探っていくべきか?ここについて詳しく書いていきます。
今日話す内容は「自分の商品を売る」あるいは「他人の商品を売る(ASP)」ことで収益化を図りたい方向けの記事です。アドセンスのクリック型報酬で「アクセスたくさん集めて稼ごう」という手法ではないのでご理解ください。
お客さんの声を聞きまくれ(接近戦のススメ)
僕のクライアントさん(20代男性)にスキーブログを運営してる方がいるのですが、彼も商品設計に悩む一人でした。
彼の場合は「スキーの知識や経験をコンテンツ化」してマネタイズする方向性ですが、
- 実際に何を教えたらいいのか?
- 教える方法は何が最適か(直接指導、教材)?
この辺がまだ整理できてない状態。
ただ、彼の場合はTwitterのフォロワーさんがいたので、
「積極的にTwitter活用してフォロワーさんと絡みまくってください」
とお伝えしました。
Twitterのフォロワーさんから質問や相談を受け付けながら、実際に何に悩んでいるのか?生の声をどんどん拾っていく作戦です。
アイデアが形にならない人が陥りやすいのは、自分ひとりで悩んでしまうこと。
あとは、お客さんが求めてるものじゃなく、自分が売りたいものを売ってしまって失敗するケースもあります。
ネットってすごく便利なので、ググればいろんな情報がすぐ手に入ります。
効率を求めすぎるせいでリサーチが適当になって、「たぶんこんな人がターゲットで、こういう悩みがあるな」と自分の都合が良いように勝手に決めつけてしまう。
たしかに便利なネットのインフラは活用すべきなんですが、「楽」をしたいがために、自分の都合が良いようにビジネスを進めるのは違う話です。
泥臭いかもしれないし面倒くさいかもしれませんが、自分の頭で完結させるよりも、ネット情報だけで完結させるよりも、お客さんに聞いたほうが確実です。
直接コミュニケーションを取ったほうがリアルな悩みがわかるからです。
僕も最初に情報発信ビジネスをやり始めたときは、無料相談もやりましたし、お金も頂かずに1人のメルマガ読者さんと何通もメッセージのやり取りをしたこともあります。
僕の報酬は1円にもならなかったですが、お客さんの悩んでるポイントや心理を勉強するいい機会になりました。
「お金を払わずに情報だけ受け取る人って教えても真面目にやらない」ということも学ばせていただきました(笑)
なので、特に最初の実績や経験がないときほど、お客さんと1対1でコミュニケーションを取る接近戦はなるべくやったほうがいいです。
ネットを使ったビジネスとはいえ、相手にしてるのは「生身の人間」ですから、お客さんの気持ちがわからないままではどうしようもありません。
リサーチはネットだけじゃなくリアルも使える
それとリサーチ方法はネットだけじゃなく、リアルの人間関係や経験からでも情報は得られます。
先ほどのスキーブログの彼も、後輩にスキーをやってる子がいて、よく相談に乗ったりしてるそうです。
これってリアルなお客さんの声を拾える絶好の機会なので使わない手はありません。
むしろネットでリサーチしても出てこない情報が得られたりするので、かなり貴重な情報源なんですよね。
今まで何気なく後輩や知人の相談に乗っていたことも、すべて商品企画や情報発信のネタ集めに有効活用できるわけです。
実際に相談に乗った話を題材にブログ記事にするでもいいし、YouTube動画コンテンツにするでもいいです。
「どういう情報やノウハウだったらお金を払いたいか?」
「どういう環境やコミュニティだったら参加したいか?」
などもヒアリングするのもありですね。
あとこれも1つ注意で、奇抜なアイデアとか斬新な商品を作ろうとしないのもポイントです。
先ほども書きましたが、自分が売りたいものよりも、お客さんが求めてるもの・必要としてるものを売るのが大事なので、とにかく人の悩みや問題にフォーカスしてください。
例えば、中学2年生の女子が「ハイカテ」という現役高校生が個別指導するというコンセプトの塾を立ち上げたのをご存知ですか?
立ち上げてわずか4か月で月商60万円、利益率6割の優良企業の女子中学生社長です。
この塾が立ち上がった経緯も、「受験を終えたばかりの高校生講師は、現役受験生に一番近い存在だからこそ、親身になって教えられる」という自身の経験がヒントになっています。
高校受験を控えた中学生である自分が、周りの中学生を見渡した時に感じた違和感。
こんなサービスがあったら自分も嬉しいし、周りも喜ぶんじゃないか?…この実体験こそがビジネスが生まれたきっかけです。
こんな風にネット上には落ちていない生の情報はたくさんあります。
だからこそ、ネット情報だけではなく、日常生活や人間関係からもネタを探っていってください。
身近な人の困りごと、悩みごと、あるいは自分自身が悩んできたこと。
ここに着目していけばビジネスアイデアやネタはいくらでも見つけられます。
ブログだけじゃなくメルマガにもこの考え方は使えます
「メルマガも売るものを決めてからスタートすべき」と思ってる方もいますが、必ずしもそうではありません。
メルマガ読者さんに対してまだ売れるものがなかったとしても、メルマガ読者さんとコミュニケーションを取りながら、何に悩んでるのか?を探ればいいんです。
簡単なアンケートに答えてもらうのも1つですし、メルマガに感想を送ってもらうのも1つです。
もっと近い距離でコミュニケーションを取るのであれば、
「Skypeで無料相談に乗りますよ~」
「メルマガ読者さん限定で懇親会やりましょう」
と、ここでも接近戦を使います。笑
成約率が高い商品、外しにくい商品を作ろうと思うなら、読者さんと一緒に作り上げていくのが一番効果的です。
「こんなサービスあったらどうですか?」って反応を直接もらったほうが、事前に何を求めてるか分かった状態で商品作りに入れるので、セールスで外しにくくなるんですよね。
なので、まだ商品がない方であってもメルマガはスタートしていいし、むしろメルマガスタートしたほうが読者さんのことも理解しやすくなるので、ぜひやってみてください。
メイン商品がなくてもアフィリエイト記事を書けばいい
上記でお伝えしたポイント踏まえて、情報発信しながらリサーチもしつつアイデアを形にしていきましょう。
ただメイン商品がなくても、AmazonアフィリエイトやASPアフィリエイトを目的とした記事を書けばブログからの収益も生むことができます。
- 読んで勉強になった書籍をレビューするとか。
- 使ってみてめっちゃ便利だったキッチン用品をレビューするとか。
- 情報商材を買ってみて実践報告を記事にしてレビューするとか。
1件数百円~の細々したものから、1件数千円~1万円以上でそこそこ単価が高い案件まで、アフィリエイトできるネタはいくらでもあります。
セールスレターを書くとか、メルマガで売るための導線を作る前に、簡単なアフィリエイト記事で売る練習をしておいたほうが絶対いいですよ。
自分の経験に絡めながら商品を紹介するだけでも、日々の情報発信でマネタイズできるのでぜひ挑戦してみてほしいです。
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