「成功したければ成功者をモデリングしろ」なんて言われますが、これは半分本当で半分は嘘です。
成功者とあなたはそもそも前提条件が違いますし、圧倒的なアドバンテージの差があります。
そのまま言葉を鵜呑みにしてしまうと、真似すべきでないことまで真似してしまい大怪我します。
じゃあどうすればいいかと言うと、結論はこれです。
稼いでる人の「今」を見るんじゃなくて、デビュー~現在までの「プロセス」を見たほうがいい。その人がどれだけ積み上げてきたのか、何をしてきたのかを見れば、なぜ上手くいったのか理由が見えてくる。今の自分に足りてないところも見えてくる。
— 桑名世大(seidai kuwana) (@aso_sei) 2019年5月14日
『稼いでる人の「今」を見るんじゃなくて、デビュー~現在までの「プロセス」を見たほうがいい。』
この真意について詳しく解説していきます。
成功者の「今」をモデリングすると失敗します
よくある失敗例をお話します。
成功者とか稼いでそうな人らは「お金を稼ぎたいならお金を使え」とよく言います。
彼ら彼女らの生活を見ていると、たくさん遊んでいたり、高そうなホテルに泊まっていたり、高そうなご飯を食べていたり、高級ブランドを所有していたりする。
「いい服を買え」「いい靴を履け」「安物を買うとセルフイメージが下がる」みたいなことを言う人もいます。
これはすべてフル無視してください。
正常な思考をすればわかりますが、お金がないのに身の丈に合わないお金の使い方をするとジリ貧になるだけです。
身の丈に合わないものにお金を使って生活が苦しくなれば、そっちのほうがセルフイメージが下がりますw
他にも、「好きなことをやっていればお金は稼げるんだよ」と言う人もいます。
特に自己啓発系やスピリチュアル系の人に多いですが、まだ実績も経験もない人がこれを真に受けちゃうと、ただの意識高い系の口だけ野郎になるだけです。
野球のイチロー選手も、テニスの錦織圭選手も、サッカーの本田選手も、ホリエモンも、ヒカキンも、最初は下積み時代が必ずあって地道な努力し続けてきたから成功してるわけで…。
誰にも認知されていない、何も知らない、何も経験値がない人が、努力や下積みをせずして成功はできないです。
なのに作業しない、勉強もしない、やりたくないことはやらないと言いながら「成功したい」と口にしてしまう。
冗談みたいな話かもしれませんが、こんなふうに意味不明なことを普通にやっちゃってる人は意外と多くいます。
成功者をモデリングする時は過去とプロセスを見るべし
大事なことは成功者の「今」を見るのではなく、何をやってきたのか?という「過去から現在までのプロセス」を見ることです。
- 「月収〇〇万円稼いでる!すげー!」
- 「こんな大きい家に住んでて憧れる!」
- 「あんなふうに楽しそうな生き方がしたい!」
って表上の姿を見るのではなくて、どうやって今に行き着いたのか?という1つ1つの行動を分析することです。
いま雲の上の人のような存在でも、デビューした時はあなたと同じ新人です。
過去のFacebook、ブログなどを遡っていけば、新人時代の成功者がどんなことをやっていたのか覗くことが出来ます。
そこからどれだけの記事や動画を生み出してきたのか、その人の発言・考え方がどのように変化してきたかを見れば、今の自分に足りていないものが見えてきます。
それは行動量・作業量もかもしれませんし、ビジネスや仕事に対する向き合い方・意識の違いかもしれません。
最初から親の資産があったから、他の人よりも楽に成功できちゃっただけかもしれませんw
これは「今」だけ見てもわからないんですよね。
そこを考えずに成功者のテクニックとか、身振り手振りとか、表面的なことを真似しても劣化コピーになるだけです。
YouTuberやブロガーが典型例だと思いますが、似たような動画・記事が量産されまくってますよね?
もちろん最初は真似事から入るのもいいんですが、「真似すれば稼げるかも」って無思考でやってると、どれだけ頑張って作業しても結果はついてきません。
成功者は本当のことを教えてくれない
「好きなことだけしていればいいんだよ」と言ってる自己啓発講師だって、裏側ではめっちゃセミナーの準備していますw
有名になるまでにたくさんブログ記事を書いたり、Facebook投稿したり、地味なことをたくさんやっています。
書籍をたくさん購入して勉強もしているでしょうし、食えない時期はセブンイレブンでバイトしてたかもしれません。
実際、「自分が楽しんで発信をしていれば勝手にお客さんは集まるんですよ~」って言ってる女性起業家がいましたが…
その人のブログ記事を読んでいると、めっちゃSEO意識して書いてたり、コピーライティングのテクニックを散りばめていて「普通にテクニック使ってるやんwww」っていう事例もありましたw
変な話、「顔が良い」だけでファンが集まっちゃってる人もいるわけですよ。
もちろんビジネスは「顔が良いだけ」で通用する世界じゃないですが、アドバンテージとして強く影響してる人もいるってことです。
だけどみんな本当のことは言わないんですよね。
もし本当のことを言ってるとしても、それは数%にしか過ぎないんだと認識しないといけません。
だから繰り返しますが、プロセスを見ないといけません。
それはその人が今に至るまでのプロセスもですし、現在進行形でやってる活動の裏側・プロセスも見ないといけません。
所有してるもの、言葉、写真に惑わされてはいけません。
「なぜ」を問い続ける思考のクセを身に付けよう
冒頭でも言いましたが、成功者とあなたはそもそも前提条件が違いますし、圧倒的なアドバンテージの差があります。
お金、時間、人脈、経験、スキル、得不得意、好き嫌い、知名度…などなど。
すべての条件が1人1人違うのに「あの人みたいになりたい」と何でもかんでも真似しても、あの人にはなれません。
勝ちパターンは人それぞれ違いますし、どのタイミングで結果が出るかも人によります。
だからこそ僕らは目の前の事象、事実だけにとらわれてはいけません。
- なぜこの人はうまくいってるのか?
- なぜこの人はこんな発言をしたのか?
- 自分とこの人の差はどこにあるのか?
その根拠や背景を1つ1つ分析していき自分の成功パターンを見つけていきましょう。
ただ思考停止の状態で、モデリングをしたところで劣化コピーにしかなりませんから。
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