情報発信ビジネスで、参入するテーマを決めるときに考えないといけないのが「市場性」です。
いくら自分が好きなこと、やりたいことであっても、それが本当に需要があるテーマなのか?お金は稼げる市場なのか?は見極めないといけません。
ただし、いきなりそんなこと言われてもビジネス初心者にとってはイメージがわきにくいのも事実。
そこで、今回ビジネスの中でも比較的稼ぎやすいと言われてる「3大市場」を紹介します。
もちろん3大市場以外にも参入できるジャンルはたくさんありますし、これだけに縛られる必要はありません。
ただいくつかの事例を知ることで、自分の参入する市場やテーマを具体的にするキッカケになりますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
情報発信ビジネスの3大市場
お金
副業、起業、アフィリエイト、転売、不動産、FX、株式投資、転職などの「お金の悩み」です。
この資本主義社会においてお金がないと生きていけないのが現実ですから、人々のお金に対する悩みは普遍的にずーっと存在し続けています。
なのであなたが何かしらの分野で月10万でも20万でもお金を稼いだ経験がある、稼ぐためのスキルや知識を持っているのであれば、それは発信できるテーマの1つになります。
あるいは転職でステップアップする、年収アップする方法なども需要もあります。
他にも節約術とか、クレジットカードの豆知識とか、お得なマイルの貯め方などの情報も意外と知らない人は多いので、それも情報発信のネタになるでしょう。
健康・美容
ダイエット、筋トレ、アンチエイジング、お肌の手入れ、体質改善などの「健康・美容の悩み」です。
やはり生きていく上で、健康でありたい、美しくありたいという需要もずーっと普遍的に存在してるものです。
昔太っていてダイエットで痩せた成功体験がある、ニキビに悩んでいたけど改善した成功経験がある、ブヨブヨの身体だったけど筋トレで細マッチョの身体を手にした、など。
なにかしらの分野で、健康や美容に関する悩みを克服して改善したのであれば、それも今悩んでいる人にとって価値ある情報になります。
人間関係・コミュニケーション
恋愛、結婚、会話術、リーダーシップ、マネジメント、など「人間関係・コミュニケーションの悩み」です。
会社、家族、異性、友人などの人間関係やコミュニケーションで悩んでる方は多くいます。
それこそ恋愛なんかはすごく分かりやすいですよね。
ナンパの方法とか、彼女(彼氏)の作り方とか、マッチングサイトとかのサービスや商品をあちこちで見かける方もいるかもしれませんが、「どうやったら異性と付き合えるのか?」という需要は普遍的です。
他にも吃音(会話の時にドモってしまう症)のようなコミュニケーションに関するコンプレックスを持っていて、悩んでいる人もたくさんいます。
もしあなたが、人間関係やコミュニケーションに悩んで克服してきた経験があるなばら、それも情報発信テーマにできるでしょう。
その他の市場・ジャンル
情報発信ビジネスの市場は他にもあります。
さきほど例に挙げた「3大市場」だけじゃなく、人とお金が集まっている場面を色々と想像してもらえればビジネスのネタはいくらでもあるとわかるはずです。
3大市場以外の主な例をいくつか紹介していきますね。
コンプレックス系
ニキビの改善方法、小顔になる方法、童貞を捨てたい、太ももを細くしたい、ハゲを治したいなどの「コンプレックス系」です。
これらは上記に挙げた「3大市場」とも被ってくるところですが、深いコンプレックスや悩みを抱えてるところは非常に需要が高いテーマです。
例えば、ダイエットで悩んでる人は多くいるけど、中でも「太ももだけが痩せられないせいでスカートなどの足を露出するオシャレが楽しめない」というすごく具体的でピンポイントに悩みを持ってるひともたくさんいます。
悩みが深ければ深いほど、仕事や私生活にも悪影響が出てしまい人生に希望を持ててない人は多くいるわけなので、それらのコンプレックスを解決できるテーマはとても喜ばれる情報になるでしょう。
スキルアップ系
英会話上達法、受験勉強法、ゴルフの上達法、サッカーの上達法、ギター上達法、デザイン講座などの「スキルアップ系」です。
仕事で英語を使わないといけない、◯◯大学に合格したい、ゴルフのスコアを伸ばしたい、デザイナーになるための技術を身に付けたい、など仕事やスポーツなどの分野でスキルアップを目指してる方は多くいます。
色んなスクールや資格取得講座などが流行ってるのも、やはりここに需要があるからですね。
なので、あなた自身もなにかしらのスキルをお持ちなのであれば情報発信できる可能性は十分にありますよ。
自己啓発・スピリチュアル系
心理学、コーチング、カウンセリング、占い、メンタルコントロール、成功哲学などの「自己啓発・スピリチュアル系」です。
本のジャンルで一番売れてるのって、自己啓発やスピリチュアル系に関する本なんですよ。
なぜなら仕事、人間関係などありとあらゆるテーマにおいて通ずる考え方やマインドセットが学べるからですね。
ただテーマが抽象的な分、すこし扱いが難しいジャンルでもあるので、差別化できるポイントや自分のウリがどこにあるのか?という部分はしっかりと分析していく必要があるでしょう。
趣味・エンタメ系
アイドル、鉄道、アニメ、漫画、プラモデル、陶芸、音楽などの「趣味・エンタメ系」です。
プレミアのプラモデルに何十万円もつぎ込んだり、大好きなアイドルのおっかけをしたり、ひたすらその分野について研究したりコレクションしてる人は多いので、あなたが何か熱中してる趣味などがあればそれも情報発信できる可能性があります。
「悩みや問題を解決する」ということとは外れるため、マネタイズに時間がかかる分野でもありますが、人やお金が多く集まってるのも事実としてあります。
需要がたくさんあるということは当然、「もっとこんな情報があったらいいのに」と人々が不足に感じてるところが必ずあります。
例えば、「ビールが大好きだから国内ビールについて情報網羅したサイトを作ろう」という風に自分の趣味や好きなことを活かして発信する。
あとは「ただ情報をまとめるだけじゃなく読んでいて楽しんでもらえるサイトにしよう」という感じで、一ファンとしてこういうのがあったら嬉しいというものを作ってあげるという感じです。
実績やスキルはあまり重要ではない
「3大市場」を中心にいくつか例を出させていただきましたが、ここで多くの人が勘違いしがちなのが「すごい実績やスキルが必要なのでは?」という思い込みです。
たしかに実績やスキルがあることは1つの信用ツールになります。
だけど、それより大事なことは「誰に向けて情報発信をするのか?」ということです。
例えば、副業で10万円でも稼いだ経験がある人でも、初心者の人に向けて情報発信で教えることはできます。
世の中には副業で全くお金を稼いだことのないサラリーマンや主婦の方も沢山いるわけで、「まずは毎月のお小遣いを数万円増やしたい」という需要だってあります。
そういうターゲットに「月収1,000万円を目指しましょう!」なんて言っても響かないわけです。
だからこそ、「まずは月10万円を稼ぐところまで初心者目線に立ってわかりやすく教えてあげる」というポジションを取れば、あなたの経験や知識でも十分に求められるってことです。
自分のストーリーと繋がったコンセプトを作る
これはお金を稼ぐことに限らず、恋愛、ダイエット、筋トレ、英会話など様々なジャンルでも同じことが言えます。
僕のクライアントさんには、ギターを教える情報発信をしてる人がいますが、普通に実績やスキルだけで見れば他にもギターを教える人はごまんといるわけです。
だけど、その人は「ギターを一度諦めてしまった40代以上の大人」を対象に、
「青春時代の頃のような楽しい人生を取り戻してほしい」「仕事に忙殺する日々ではなく、もっと人生楽しめることを知ってほしい」
という理念を軸に、その手段としてギターをもう1度やろうという切り口で情報発信をしています。
しかも難しい音楽理論は重要視しない、とにかく楽しんでギターを弾いてもらい、楽しみながらギターを覚えていくという切り口なので、ただのギターを教える人とは違うポジションが取れるんですよね。
なぜこのようなコンセプトやターゲット選定になったかというと、その方のこれまでの人生経験や自分の価値観の棚卸しをして、ターゲット分析をしていったからこそ、独自の切り口やコンセプトが出来上がったんです。
ただ「儲かりそうだから」じゃなくて、自分のストーリーと繋がってることだからこそ、自分だからこその情報発信ビジネスができるようになります。
「自分だからこそ」っていうのは、まさに自分の人生経験の中にしかないものなので、人のモノマネをしても見つかりません。
「何かを教えられる」ということはそこまで重要じゃなく、それよりも「なぜそれをやるのか?」「なぜ自分がやるのか(やりたいのか)?」という根底にある動機が必要なんですね。
そこが自分独自のコンセプトを作るポイントになってきます。
まとめ
- お金
- 健康・美容
- 人間関係・コミュニケーション
- コンプレックス系
- スキルアップ系
- 自己啓発・スピリチュアル
- 趣味・エンタメ系
3大市場の含めて、情報発信ビジネスのジャンルをいくつか紹介させていただきました。
あくまでもこれは一例にすぎないので、これを参考に自分が興味ありそうなテーマについてまず調べていくことをおすすめします。
あるいは世の中に出ているブログや商品やサービスを調べて、どういう切り口に人は集まるのか?どういうターゲットが存在してるのか?を実例として見ていきましょう。
その上で、自分の人生経験と繋がってること、情熱や想い入れがあるジャンルを選んでいくのがいいですね。
ぜひ参考にしてみてください。
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