ビジネスの売上を自動化したり、自分自身の生き方に共感してくれるファンを増やしていくために、ステップメールを活用することは必須です。
「メールは古い」「メールは読まなくなっている」なんて声もありますけど、ステップメールは僕自身のビジネスを支えてくれてる大事なツールであり、むしろステップメール使わない人のほうがおかしいんじゃないか?とすら思っています。
ステップメールを使って、数十万円の自動化、数日で100万円以上の利益を生み出したことも何度もあり、ステップメールの威力はまだまだ健在です。
ただし、いくらステップメールが便利とはいえ、どのような内容を書くべきか?混乱されてる方も多いのも事実。
今回はステップメールを使って販売に繋げるための具体的なシナリオ構成を紹介していきます。
ステップメールは集める段階からが勝負
ステップメールの構成に入る前に、1つだけ重要なことを。
いくら内容が素晴らしい文章を書けたとしても、ステップメールを配信するターゲットがズレていたら、反応が出るものも出なくなります。
メルマガを集める段階で「アフィリエイトでお金を稼ぐ方法を教える」という名目だったのに、蓋を開けてみたらアフィリエイトとは全く関係ない恋愛ノウハウばかりの配信だったら、普通に考えて読まれません(笑)
例えば、アフィリエイターのように一人で作業する時間が長くて、人と全く交流を持たない、恋人ができない不器用な人をターゲットにした恋愛講座なら読まれますが…。
だからこそ、ステップメールの内容云々の前に、自分のターゲットは誰なのか?をしっかり設定しておくことが重要。
ここは意外とブレてしまいがちなので、入り口の段階から明確なターゲット選定をしておきましょう。
ステップメールで売れるシナリオの書き方!8ステップで解説
ステップメールのシナリオは以下の8ステップに沿って書き上げていきます。
- 1通目:メルマガの目的&有料級コンテンツ
- 2通目:メルマガの目的&有料級コンテンツ
- 3通目:自己開示(理念)
- 4通目:問題の明確化
- 5通目:問題を乗り越えた先の理想世界
- 6通目:商品説明&次回予告
- 7通目:セールス
- 8通目以降:検討客へプッシュ
1通1通に意味があり、すべてセールスから逆算して考えられた設計になっています。
ぜひ、あなたの商品・サービスに合ったシナリオを考えてみてください。
1通目:メルマガの目的&有料級コンテンツ
ステップメールに登録してくれた人は、一番温度が高い状態です。
ですが、1通目のメールを読んだ時点で「メリットがない」と思われてしまったら、次からのメールを読んでくれなくなります。
なので、
- このメルマガはどんな情報が得られるのか?
- このメルマガを読むことによってどうなれるのか?
ここをハッキリと伝えてください。
その上で、「おお!これはやべえ!」と思ってくれるようなコンテンツを提供してください。
ノウハウをまとめたPDFや動画、あるいは有料セミナーの一部をメルマガ限定の特典としてプレゼントするでもいいですし、表では話していない有料級の情報を伝えるのでもいいです。
まず最初は読者さんに満足してもらうこと、次も読んでみたいと思ってもらうことが大事。
1通目で自己紹介をダラダラを書くのは正直おすすめしません。なぜなら、興味のない人の自己紹介をいきなりされても、興味ないものは興味ないからです。
もし自己紹介するにしても、読者さんのメリットやメルマガの目的と繋がるようなエピソードを使うようにしましょう。
そこを最初に正直に話せば、誠実にやってるんだなと思ってくれます。もしそれで離れていくような読者さんは最初から、買う見込みがない可能性が高いので気にしなくてもいいです。
ただし、あからさまに「売ります」という表現だと圧が強くなるので、「読者さんに◯◯になってもらいたいから、その上で本当に必要だと思った商品やサービスがあればご紹介していきます」というように大義名分を伝えるようにしましょう。
2通目:メルマガの目的&有料級コンテンツ
ここも1通目と同じように目的を再度伝えてください。
人間はすぐ忘れる生き物です。メルマガを読む目的をちゃんと理解してもらえていないと、この先の販売に繋がりにくくなるので、このメルマガを読む目的、価値をちゃんと認識してもらいましょう。
その上で、また新たに「おお!こんな情報くれるのか!」と思ってもらえるような有料級コンテンツを提供していきましょう。
追加プレゼントを用意するでもいいですし、1通目の内容を別の切り口から伝えてもいいです。
さらに期待を上回る情報を提供できれば、「このメルマガは読む価値がある」と思ってもらいやすくなります。
3通目:自己開示(理念)
あなたがなぜこの活動をしてるのか?ステップメールで情報提供をしてるのか?を過去のエピソードと絡めて伝えてください。
1通目、2通目で有益な情報を受け取った読者さんは、「こんな良い情報をくれるなんて、どんな人なんだろう」と多少なりとも興味が出てきてる状態です。
少なからず「信頼残高」は積み上がってるはずなので、もっと他の話を聞いてみようかなという意識にはなっています。
ここで初めて、自分の人間性を知ってもらいます。
- なぜ自分はこのビジネスをやってるのか?
- 誰のために、なんのためにこのような有益な情報を提供してるのか?
過去に挫折したこと、困難を乗り越えてきた経験などをメルマガの目的と絡めて話すことによって、読者さんに共感を与えることができます。
「自分の理念・生き様」を具体的なストーリーを通じて知ってもらうことによって、あなた自身に価値を感じるようになっていき、「あなただから話を聞いてみたい」と思ってもらえるようになります。
4通目:問題の明確化
1~2通目で価値を感じてもらい、3通目であなた自身の生き方に興味を持ってもらった。
この段階で初めて「話を聞こう」という体勢ができました。
このパートの役割は「読者さんがなぜうまくいってないのか問題を明確にしてあげる」ことです。
あなたのメルマガに登録した読者さんは、悩んでいて、困っていて、解決策を探していて、変わりたいと思っています。
だからこそ、「その原因はこれです」とハッキリと理解してもらうこと。
そのうえで、問題を解決しないとどういう痛みを伴うのか?ということも伝えてあげてください。
本当に読者さんのことを思ってるのであれば、現実を突きつけることもあなたの役割です。問題意識を持ち始めて、初めて「変わろう」というマインドになっていきます。
ここはある意味、スクリーニングするところでもあり、本当に問題意識を持ってる読者さんはよりコミットレベルが強くなり、意識が薄い・興味本位で登録した読者さんは解除されていきます。
ただボーッとメルマガを読んでもらう読者さんよりも、真剣に読んでくれる読者さんだけを残したほうが質も良くなるので、ここは臆せずにいきましょう。
「あなたが悪いんです」とその人自身を否定するよりも、「あなたがうまくってない原因は◯◯のせいなんです」と共通の敵を作る。その上で、あなた自身も共通野敵によって苦しめられてきて乗り越えた。というエピソードを伝えることで、読者さんはあなたに対して仲間意識を持つようになります。
5通目:問題を乗り越えた先の理想世界
問題を解決したら、具体的にどのように変化できるのか?理想の未来を教えてあげてください。
例えば、ダイエットがテーマなのであれな「ダイエットすることによって好きな服が着れるようになって、自信が持てて、素敵なパートナーも作れる」みたいな感じですね。
ここはターゲットによって「理想」だと感じてるポイントも違うと思うので、そこも考えながら問題解決したあとの理想世界を見せていきましょう。
これは自分自身がどう変わったのか?あるいは自分のクライアントさんはどう変わったのか?という具体的なエピソードを使って伝えるといいです。
もし実績がない人であれば、「自分はこうなりたい」「自分はこういう理想を目指している」ということを話せばいいです。
あなたの提示する理想世界に一緒に行きたい!と思ってもらうことができれば、この先の購入率に繋がりやすくなります。
6通目:商品説明&次回予告
ここまでで読者さんの興奮度は高まっているので、6通目で具体的な解決策を教えてあげます。
つまりあなたの商品・サービス(おすすめのアフィリエイト商品)ですね。
なぜあなたの商品が問題を解決できるのか?商品の特徴や他社との違い、強み、その商品やサービスが出来た背景なども絡めて伝えていきましょう。
価格はまだ伝えずに、あくまで予告だけに留めておいてください。
7通目:セールス
ここはセールスレターをクリックさせることだけを考えればいいです。
あとは期間限定、数量限定など「今すぐ買う理由」をつけることで購入率が高くなります。
ここのクリック率が低い&成約率が低いということは、6通目までのどこでミスってる可能性大です。
正直、セールスはセールスする前の段階で勝負が決まっています。
8通目以降:検討客へプッシュ
7通目のセールスでもまだ迷ってる人もいます。
なので売れないからと言って諦めずに、検討してる読者さんにプッシュをしていきましょう。
読者さんによって購入動機や悩むポイントも違いますので、ここはお客さんの声を入れたり、Q&Aコンテンツを配布したりしながら8通目以降のメールで不安を取り除いていってあげましょう。
購入者にアンケートを取って、購入時にどこで悩んでいたのか?を聞くとより的確なメールが書けるようになります。
あるいは迷ってる人に直接アンケートを取ったり、相談に乗るという手も1つですね。
ステップメールは何度でも書き直せばいい
ステップメールのいいところって何回でも書き直せるということ。
色んなシナリオパターンを試してみて、どれが一番反応率が高いかを無料でテストしまくれるんです。
もし広告費をかけてCMを売ったり、宣伝しようと思ったら膨大なコスト掛かりますからね。
「自分がコレでいけそう!」って思って書いた渾身のステップメールが全然反応がなかったり、逆にあまり自信がなかった文章がやたらクリック率高かったりと、書いてみないと正直答えってわかりません。
なので、反応率が高いステップメールを書こうと思うなら、とにかくステップメールを表に出して読者さんの反応を見ながら検証していくのが一番早いです。
最後に
- 1通目:メルマガの目的&有料級コンテンツ
- 2通目:メルマガの目的&有料級コンテンツ
- 3通目:自己開示(理念)
- 4通目:問題の明確化
- 5通目:問題を乗り越えた先の理想世界
- 6通目:商品説明&次回予告
- 7通目:セールス
- 8通目以降:検討客へプッシュ
ステップメールのシナリオ構成はコレを参考にしてもらうと、ブレずに書きやすくなるはずです。
ただし、ビジネスを始めたばかりの方って、まだ読者さんの悩みや求めてることを本当の意味で理解できてないと思うんですよ。
そういう状態のままステップメールを書いてしまうと、自分の言いたいことしか書けなくなってしまうため反応率が悪くなっちゃうんですね。
なので、いきなりステップメールを書くんじゃなくて、まずメルマガ登録してくれた人とコミュニケーションを取っていくと、精度の高いステップメールが書けるようになります。
アンケートを用意したり、最初だけ無料でメルマガ読者さんとスカイプなどをして、生の声を拾っていく。
その中で、読者さんが抱えてる本当の悩みなどが浮き彫りになってくるはずなので、それを元にステップメール化していきましょう。
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