【目標は他人に言うな】有言実行より不言実行がおすすめな理由3つ

「目標を他人に言ったほうが成功する、目標を言うことでやらざるを得ない状況になるから」

みたいな考えがありますが、僕は全く反対の考え方です。

 

むしろ目標はいちいち言わなくてもいいし、相手を間違えると逆に足を引っ張られたり、不達になった時に自信を余計に失う可能性だってあります。

有言実行って、プレッシャーをバネに変えられる人にとってはいいですが、それ以外の人にはキツイんです。笑

もしあなたが他人に目標を言ったことで、行動することにブレーキが掛かってしまったり、出来なかった時に落ち込んだ経験があったなら、「不言実行」をおすすめします。

 

有言実行よりも不言実行をおすすめする理由3つ

僕が「不言実行」をおすすめする具体的な理由は

  1. 目標を達成できなかった時のダメージが減る
  2. 目標は他人のためじゃなく自分のために達成するもの
  3. 目標を公言すると達成率が下がるという研究結果も出ている

この3つです。

 

①目標を達成できなかった時のダメージが減る

有言実行だろうが、不言実行だろうが、目標達成できなかった時は誰だって良い思いはしません。

ただ誰かに公言してないほうが、目標不達の時に精神的ダメージは減るかなと思うんです。

 

特に僕のようにメンタルがそこまで強くない人間は、

  1. 宣言したのにできてない
  2. 他人からどう思われるかわからない
  3. 意味もなく自己否定して落ち込む

みたいな負のループにハマる恐れもあります。

 

もしかすると他人から「あの人はいつも口ばかりだよね」というレッテルを貼られてしまうと、それこそ信用を失います。

それすらも快感でモチベーションになる人なら有言実行すればいいですが、無駄にダメージ負いたくないなら、黙ってやることをおすすめします。

 

②目標は他人のためじゃなく自分のために達成するもの

そもそも目標を達成するのは、他人のためじゃなく自分のためにやることです。

称賛されるため、共感してもらうために目標を立てるわけじゃありません。

 

目標は公言しない。
目標は自分だけが知っていればいい。そこに向かって努力するのも自分だし、達成できなかったときに悔しい思いをするのも自分。だから目標を周りに知らせることはないでしょ、っていうのが僕の考え。もちろん、そこに至るまでの苦労も見せる必要はない。毎日、地道に淡々とやって、結果だけを出しときゃいい。
不言実行。

内田篤人

元サッカー日本代表の内田篤人選手が、「不言実行」についてこのように述べています。

僕もこの意見に激しく同意で、不言実行で淡々とやるべきことをやればいい、というスタンスです。

 

それに誰も知らないところで、黙って結果を出したほうがカッコいいじゃないですかw

出来なかったら自己反省すればいいだけですし、余計なこと言って他人に振り回されるのも嫌ですからね。

 

③目標を公言すると達成率が下がるという研究結果も出ている

このプレゼンであるように、

「目標を他人に話すと、まるで達成したかのように心や能が錯覚し、擬似的な達成の満足感を得てしまう」

という研究結果が発表されています。

 

そういえば「私ってさ~◯◯が夢なんだよね」って夢を語る自分に酔ってる人っていますが、同じような心理が働いてるかもしれません。

さきほども言いましたが、他人に目標を共有することが目的にしても、結局自分がやらないと意味ないですからね。

 

有言実行するにしても相手を選ばないといけない

もちろん、自分一人だけで淡々とやるのがしんどくなることもあると思います。

ついつい弱気になって愚痴をこぼしたくなったり、話を聞いてほしい、共有したい、と思うこともあるでしょう。

ただし、もしそうなった場合でも必ず「誰に話すのか」を適切に選ばないといけません。

 

目標を他人に言ったら全力で引き止められたクライアントさん

僕はインターネットを使って起業する方法や、個人でビジネスをされてる方に向けて集客方法などを教えていますが、クライアントさんにこんな方がいました。

 

仮にHさんとしましょう。

Hさんは会社員で「1日12時間以上は拘束・繁忙期は休みが月1回」というハードな労働環境の中で、コツコツと副業のビジネスに取り組まれていました。

しかし精神的・肉体的な疲労もあってか、つい上司にポロッと「いつか仕事を辞めて独立を考えてる」と言ってしまったんです。

 

すると、

上司
独立なんて辞めておけ!
お前にできるわけがない!
うちで働いてたほうが給料上がるぞ!

などと、怒涛の猛反対。

 

Hさんは時間がない中でも副業からの収益が少しづつ出てきてたのに、上司から反対されまくったことで自信を失ってしまったんです。

「やっぱり私には無理かな」「ビジネスなんて辞めたほうがいいのかな」と気持ちが萎えてしまい、最終的にはビジネスを辞めてしまいました。

Hさんからこの話を聞いた時、釘を刺して置かなかったことに後悔しました。

 

話す相手を間違えると足を引っ張られるだけ

もちろん相手も悪気があるわけじゃなく、「心配だからこそ」あなたを引き止めています。

だけど、そもそもビジネスのことを知らない、やったこともない人に喋っても理解されないのが大半です。

起業、ビジネスという「教育」を受けてない人たちからすれば、異質なものであることは間違いないです。

 

これは職場の上司だけでなく、友人、家族など身近な人であっても相談はしないほうがいいです。

 

僕は起業して自分一人でビジネスをしていますが、実家に帰ると祖母から

「あんた、ちゃんと働けば退職金も、年金貰えるんだから就職しなさい」

と毎回言われます。笑

 

でも祖母にとっては、それが正しいという常識の中で生きてる。

PC1台で仕事をするとか、昔はありえない話でしたから、理解することができないんです。

 

だから、価値観がそもそも違う人を説得しようとしたり、わかってもらおうとすらしなくてもいい。

僕の周りでも親や友人に相談したら猛反対を食らって、一気にやる気が下がったという人はたくさんいます。

自分の目標について話す場合は、「その業界・分野について理解がある人だけ」に相談するようにしましょう。

 

本当にやりたいことは勝手にやればいい【有言実行したいならすればいい】

最後に、元も子もないことを書きますが「本当にやりたいことは勝手にやればいい」ですw

結局はその人のタイプにもよりますので、他人に言うと逆にプレッシャーになるなら言わなくてもいい。

逆に、有言実行のほうがモチベーション上がる人も、本当にやりたいことなら「他人に言ったから云々」じゃなく勝手にやればいい。

 

そもそも、

  • やらないといけない
  • やらなければならない

と義務感になってしまうなら、それって本当はやりたいことじゃない可能性もありますので、そのへんも見直してみるといいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

テキストのコピーはできません。