最近、「オンラインサロン」という言葉をよく見るようになりました。
しかもテレビでよく見る芸能人や、インフルエンサー人たちが主宰してるオンラインサロンも増えてきて、簡単に有名人と繋がれる時代になってきました。
それ自体は悪いことではないんですが、「有名人のオンラインサロンに入れば人生変わるかも」と淡い期待を持って参加してもほとんどの人が人生変えられないのが実態です。
タイトルの「9割以上」っていうのは別に根拠ないですが(笑)、正直オンラインサロンで人生変わるのって1割もいないんじゃないかと。
今回はその理由について書いていこうと思います。
有名人のオンラインサロンに入っても9割以上の人は人生変わらない理由
「オンラインサロン」と言っても、色んな目的や種類があるので一括りにはできません。
なので、今回は「ホリ◯モン」「◯野亮廣」「はあ◯ゅう」「イケ◯ヤ」のような有名人・インフルエンサーのオンラインサロンを対象にお話します。
あなたがもし「ファン」としてお金を払うのであればいいですが、「オンラインサロンで人生変えたい」という目的で参加するのであれば目的意識をちゃんと持たないと、ただのお金の無駄遣いで終わりますよ。
有名人と繋がっても「あなたの価値」は変わらない
「私は◯◯サロンに所属してる」
「私は◯◯さんのオフ会に参加した」
というのはステータスのように感じるかもしれないですし、優越感に浸れるかもしれません。
オンラインであったとしてもクローズドな場に入ることができて、有名人と同じ空間を共有できることで、自分も有名人になったかのような気分を味わえるかもしれません。
だからといって「自分の価値」が上がるわけでもないですし、あくまでもオンラインサロンの一会員に過ぎません。
誰のコミュニティにいて、誰と繋がってるかなんてぶっちゃけどうでもよくて、話のネタにはなっても「自分自身の価値」を高めないことには、現実変わらないわけですよ。
結局、そのオンラインサロンがなければ「いつもの自分」なんですから。
具体的な方法はなにも教えてくれない
オンラインサロンは「交流」や「情報共有」を目的にしたコミュニティであるところが多いです。
主催者が裏側でどんな活動をしていて、どんな構想を考えているのかを知ることができるので、そういう点では勉強になることも沢山あると思います。
だけど、もし「自分のビジネスを作りたい」「自分でお金を稼ぎたい」という目的でオンラインサロンに参加しても、具体的なことは教われないんです。
特に有名人やインフルエンサーのオンラインサロンはファンクラブ的要素が強いので、ファンとしてお金を払うならいいですが、目的が違うならそもそも入るサロンを間違えています。
それこそブログ集客の具体的なキーワード選定とか、ターゲット選定の方法とか、商品作りのポイントとか、個人ビジネスで絶対に欠かせないコンセプトメイキングとか、こういうのは個別具体的に学べないわけですよ。
何も武器もない、アイデアもない人がオンラインサロンに入ったところで、情報収集はできても具体的な実践に落とし込めないケースがほとんどです。
「具体的な方法を教われる場」じゃないと、月額費を払い続けたまま一生「起業準備中です」っていう状態になりかねません。
「何者」でもない人はチャンスを活かせない
「オンラインサロンに入れば好きなだけ挑戦できる!」みたいなことを言ってる人がいますが、ほとんどの人は出来ません。
それが出来るのはスキルや経験、アイデアがある人だけで、何も持ってない人はそもそも挑戦の仕方がわからないから困ってるんですよね。
自分の持ってるリソースをオンラインサロン内で与えることができる人は、「この人はいいね!」と主催者に気に入ってもらえたり、他のオンラインサロンメンバーからも注目される。
周りに還元出来る人、周りのために動ける人は、いつでも重宝されるし自然とチャンスが巡ってくるから、挑戦しやすい環境になっていく。
だけど何者でもない「オンラインサロンで人生変えてもらおう」という受け身のまま月額費を払い続けてても、なにもチャンスは訪れないのが現実です。
新しいことに挑戦するための方法とかノウハウを教えてくれるわけじゃないから、オンラインサロンという環境を活かしきれない人が大半。
主催者の都合のいいように使われて疲弊する
だけど、主催者が「これを手伝ってくれませんか?」「この仕事を引き受けてくれませんか?」とサロンメンバーに仕事を与えてくれるところもあります。
例えばこんな感じで。
#はあちゅうサロン の件
会費を払ってサロンに入る。
↓
サロンメンバーがはあちゅう氏の為に仕事をする。
↓
報酬無し。(#はあちゅう 氏には企業等から報酬が入ってるかも)
↓
はあちゅう氏ガッポリ儲かってるかも
↓
これブラック企業以下の奴隷制度じゃね?こんな感じでおk?
— なんだこりゃ (@nandakorya1111) 2019年2月12日
何も武器がない人であれば「実践」を通じて学べるチャンスですから、一見ありがたいように見えますが「ボランティア」なんですよね。
もし自分自身の生活が満たされていて、サロンのために奉仕する余裕がある人ならいいですけど、そうじゃないならタダ働きさせられて疲弊するだけ。
それなら自分でクラウドワークスとかで、直接仕事を取ってきたほうがまだマシですよ。
むしろ自分で仕事を取るところから、納品までのプロセスをすべて経験したほうが遥かに学べることがあります。
しかもクライアントからちゃんと報酬まで貰えるんですから、わざわざオンラインサロンでタダ働きする必要はないです。
すぐに自分のビジネスを始めてください
「オンラインサロンで人生変えてやろう」って思って参加した人って、だいたいは「起業準備中」「ビジネス勉強中」っていう方が多いと思うんです。
だけど、ビジネスは勉強期間も準備期間もいりません。
「やりながら」じゃないと分からないことのほうが多いし、何も始めてない状態で机上の空論を学んでも使いこなせるようにはならいので、「勉強を前提とした勉強」って意味がないんです。
であれば、さっさとビジネスをスタートさせるべきなんですよね。
もし個人が好きなことを活かしてビジネスをしたいなら「情報発信ビジネス」が一番おすすめなので、すぐにでもブログやSNSアカウントを立ち上げて始めていきましょう。
その上で、自分ひとりで実践しても分からないなら、あなたの状況や目的に合わせたオンラインサロンやコミュニティで学ぶようにしてください。
「この人は有名人だから」「人気のオンラインサロンだから」という理由じゃなくて、あくまでも自分自身のビジネスに活かせる場じゃないと意味がありませんので。
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