最近、ZOOMYというWordPress有料テーマを購入しました。
これはTCDさんが販売してる「SNS機能を搭載したWordPressテーマ」でして、僕の主催してる情報発信ビジネスコミュニティ(オレマネタイズ)に導入することにしました。
会員サイトとしてコンテンツも掲載できますし、ユーザー登録機能があるのでコンテンツ閲覧制限もできるし、各メンバーさんが個人スレッドを立てて相談やアウトプットもできる。
費用は49,800円と少々お高めですが、ZOOMYを導入することで出来ることはたくさん増えるので、コミュニティ運営者にとってはかなり重宝するツールになるんじゃないかと。
もちろん実際にZOOMYをインストールして使ったからこそわかった良かった点・悪かった点もあるので、今回は本音でレビューしていこうと思います。
目次
ZOOMYを導入しようと思ったキッカケ

以前までの僕のコミュニティ運営では、
- コンテンツ配信:WordPressで作った会員サイト(パスワード保護プラグインで閲覧制限)
- サポートやコミュニケーション:Skypeチャットグループ
という形を取っていました。
僕のコミュニティでは24時間いつでも相談OK!という形にしてるので、スカイプチャットグループに書き込んでもらえれば僕が必ず回答するような体制にしています。
だけどチャットグループの良いところでもあり、悪いところでもあるんですがリアルタイム感はあってレスポンス早くやり取りはできますが、その分コンテンツとしては残りにくい。
チャットのやり取りが増えれば増えるほど、どんどん過去の投稿が埋もれていってしまうから探しにくくなるんです。
もちろんレスポンス早くやり取りできることも大事ですが、忙しくてチャットグループをすぐ確認できないメンバーさんもいらっしゃるし、それぞれ自分のペースでインプット・アウトプットしたいと思うんですよ。
あとは、いくら「相談し放題」とは言っても1つのチャットグループに書き込むのはメンバーさんにとっては億劫な場合もあります。
- 他のメンバーさんが質問してる途中なのに自分が質問していいのか?
- みんなが見てる1つのグループでこんな低レベルな質問したら場違いじゃないか?
って。
僕が参加したてのメンバーだったら同じように思うはずですし、実際にアンケートを取ったら回答者の9割が「スカイプチャットグループだと相談しにくい」という意見もあったので、やっぱりなぁ…というのが率直な気持ち。
あと細かいところですけどもスカイプチャットグループだと、退会者をグループから削除したら「◯◯さんをこの会話から削除しました」ってタイムラインに履歴が残っちゃうんですよね。
なんかこれも嫌でして(笑)
あと、僕はWordPressで作った会員サイトにパスワード保護プラグインを設定していたので、退会者が出たらメンバーズサイトのログインパスワードを変更するのも面倒くさかった。
ユーザー登録機能を使って退会した人はコンテンツを自動的に閲覧できなくする機能があればなぁ…とも思っていたので、ちょっと不便を感じていたんです。
そんな時に見つけたのがZOOMYでした。
ZOOMYのメリット
実際、ZOOMY使ってみて良かったのは以下の5つの点ですね。
デザインがシンプルでかっこいい

まずは見た目、雰囲気、デザイン。
ZOOMYはシンプルでおしゃれなデザインなので、プロが作ったようなカッコいい会員サイトになることは間違いないはずです。
こちらはZOOMYデモサイトなので参考に見て欲しいのですが、かなりいい感じですよね。
会員サイトとコミュニティ機能が同時に使える
まずZOOMYを導入したことで、1つの会員サイトで質問や相談を受けれるような環境を作ることができました。

会員サイトは基本的にユーザー登録した人しか見れないように、コンテンツ閲覧制限を設けることができます。
退会したユーザーがいれば、いちいちパスワードを変えなくても既存の登録ユーザーしかコンテンツは閲覧できません。
ZOOMYを会員サイトとしてコンテンツが学べるようしておくことはもちろん。
ユーザー登録したメンバーさんが各個人でスレッドを立てて自由に投稿できるので、これを利用して会員サイト上でもコンサルが同時にできるようにもなります。

こんな感じで、誰が・いつ・どんな投稿をしたのか?が一覧でわかるので、僕が各メンバーさんの投稿内容に対してアドバイスしたり、添削することができます。
チャットグループとは違ってタイムラインに埋もれることもなく、スレッド毎に投稿は管理されるのでメンバーさんも情報を探しやすい。
あと、他のメンバーさんが質問してるところに割って投稿することもないので、気兼ねなく自分のスレッド内でやり取りができるのもメリットです。
会員サイトのコンテンツが自動的に増え続ける
さらにはメンバーさんが投稿すればするほど、会員サイト内にスレッドがそのまま残るためコンテンツが自動的に増え続けます。
コンテンツを0から作ろうと思うと主催者側としてもハードルが高くなりますが、メンバーさんから相談を受けながらコンテンツを作っていく…というほうが、メンバーさんの成長とともにコミュニティも成長していくことができます。
何よりもメンバーさんにとっては概論を学べるコンテンツよりも、生のコンサル事例や他メンバーさんがどんなふうにビジネスをやってるか具体例を見れたほうが、断然学びがあると思うんです。
もちろんメンバーさん同士でコメントし合ったり、なにかメンバーさんが企画を立ててアンケートを募集してみたり、と「主催者↔メンバー」だけじゃなくて「メンバー↔メンバー」という関係性も作れるわけですね。
それがリアルタイムにコンテンツとして残り続けていく、と考えたら激アツではないでしょうかw
買い切りなので複数のサイトに使える
ZOOMYは一度購入さえすれば、複数サイトに使えます。
複数のコミュニティや会員サイトを作りたいときも、追加費用は一切かかりません。
費用は少々高いんですが、本格的にコミュニティ運営を始めるなら買っても損はないはず。
メルマガ機能が搭載されている
ZOOMYはWordPressの管理画面からメルマガ発行することができます。
ユーザー登録をするときには必ずメールアドレス登録が必要なので、このメールアドレスを使って会員向けにお知らせすることができます。
もちろん費用は掛かりません。
メルマガスタンドだと毎月3,000~4,000円の固定費が必要ですが、ZOOMYのメルマガ機能は毎月費用も掛からないので気軽にメルマガが始められますね。
ちなみに、ステップメールやクリック分岐などの機能はないので、本格的にメルマガマーケティングをやりたいならメルマガ配信スタンドに登録しましょう。
ZOOMYのデメリット
逆にデメリットもあります(あくまで個人的な感想です)。
特にTCDユーザーでない場合は、最初使い方に苦労するかもしれません。
ZOOMYのマニュアルがわかりにくい(知りたい情報が少ない)
僕自身がTCDさんのテンプレートに慣れていないせいか、使い方がちょっとわかりにくいですね。
マニュアルサイトもあるので基本的な操作方法などは見ればわかるんですが、機能が細かいので使い方を覚えるのに時間はかかります。
他のブログを探してもZOOMYを詳しく解説してる記事も少ないので、最初は使い方に難儀するかもしれません。
新しいWordPressをいじる面白さでもあり、難しさでもあるので、そこを楽しめるかどうかでしょうね(笑)
それと、お問い合わせフォームがあるので質問はできるのですが、文字のやり取りになるので伝え方も難しかったり、回答いただいてもこちらが理解ができない場合もありますw
できれば電話サポートが欲しいところですが、それは難しそうです。。
ただし、レスポンスは早い(24時間以内に回答もらえました)ので、サポートはしっかりしてる印象を受けました。
カテゴリースラッグを変えると既存コンテンツが消える謎仕様
ここがすごく困ったポイントですが、カテゴリーのスラッグを変更してしまうと、なぜか既存の記事が消えてしまう現象が起こります。
これはZOOMYの仕様みたいなので、カテゴリースラッグは変えないこと、変えるんだったら一番最初に変えることをおすすめします。
ちなみにTCDさんのカスタマーサポートに問い合わせたら、
①ブログカテゴリー一覧が表示されず「ページが見つかりません」
という症状について 「ページが見つかりません」と表示される場合ですと、
スラッグをデフォルト以外にした場合等にリンク先が見つからなくなる現象の可能性がございます。 この現象を解決する方法ですが、設定→パーマリンク設定の画面に
て、「変更を保存」のボタンを押してください。
このとき実際に設定を変更する必要はありません。ただボタンを押すだけで結構です。
こちらをお試しいただき、挙動をご確認いただけますと幸いです。
という回答をいただきましたので、同じ症状の方は試してみてください。
ちなみに僕はこの方法では改善しなかったので、0からコンテンツを入れ直しました…w
スレッド(コンテンツ)が更新される度に自動通知される機能がない
毎回会員サイトにログインしないと更新状況がわからないので、リアルタイムに情報を知ることができないのはちょっと残念でした。
コミュニティメンバーさんがスレッド投稿する度に、自動通知が来るシステムがあれば嬉しいですね。
ちなみにメルマガ機能を使って登録ユーザー向けに、「コンテンツ更新しました~」とメルマガでお知らせすることは可能です。
固定ページの閲覧制限をかけられない
ブログ記事と写真の閲覧制限をかけられますが、固定ページは設定不可なのでユーザー未登録の方でも閲覧できてしまいます。
会員限定のコミュニティにしてるのであれば、固定ページを使ったコンテンツ配信はしないようにしてください。
有料ノウハウが外部にダダ漏れしてしまいます。
スピーディなコミュニケーションには向いていない
コミュニティの運営方針にもよりますが、常にタイムラインでやり取りをするような、ユーザ同士のコミュニケーションを前提をした場であるならZOOMYは辞めたほうがいいですね。
先程も書いたように、リアルタイムで通知がくるわけではないので会員サイトにログインしないと更新情報がわからないからです。
スカイプチャットグループ、チャットワーク、LINEグループトークなどと違ってスピーディなコミュニケーションには向いていないんです。
だからこそ、僕みたいにサポートやコンテンツを重視してるコミュニティであればZOOMYは向いているでしょう。
中にはコミュニケーションはあまりしたくなくて、「コンテンツだけ学んで必要な時にだけ相談したい」という方にとってはむしろ自分のペースでじっくり取り組めるわけなので。
総論:コミュニティ運営にZOOMYはおすすめ
ZOOMYのメリット・デメリットの両方を書きましたが、コミュニティ運営をされる方なら導入をおすすめします。
特にサポートやコンテンツを重視してるコミュニティ主催者は。
自分オリジナルのSNS・会員サイトを持てるだけでなく、メンバーさんへのサポート機能(スレッド投稿)も同時に手に入るわけなので、長期的に考えたらコスパは高いはず。
FacebookやSkypeなどを使った無料プラットフォームではなくて、本格的なコミュニティサイトを作りたい方はぜひZOOMYを購入してみてください。
僕もまだZOOMYを導入したばかりで、これから更に良い点・悪い点が見えてくると思うので、またしばらく使ってみて感想を追記していきます。
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