先日、メルマガ読者さんからこんなメールが届きました。
好きなことや得意なことをビジネスにしたいです。
でも、そのためには、実際何から初めて良いのか、そもそも、それはビジネスになるのか、
ざっくりこうなりないなぁという想いはあるけど、実際に動けていない(動けない)ので
むずかしく思 います。まだ、ビジネスに対する考え方が甘いんだと思います。
起業者のお話を本で読んでも、凄いなぁ、遠い人だなぁで終わってしまいます。
世の中を見渡せば、いろんなビジネスモデルがあり、いろんな仕事をしてる人たちがいる。
その人と自分を比べると、どうしても「自分にはなにもないんじゃないか?」って誰もが悩む気持ちはよくわかります。
だけど、そうなってしまうのも自分自身の才能や武器に気づけていないことが原因だったりするんですね。
今回は、自分の才能や武器ってなんなのか?その見つけ方をご紹介します。
こちらの記事も合わせて読むと才能を見つけるヒントが得られます。
目次
才能の正体とは?
僕は、才能には2つあると思っています。
僕の考えなので、「◯◯先生の本とは解釈が違う」みたいなどーでもいい茶々は要らないですw
2つというのは、先天的なものと、後天的なもの。
例えば、生まれつき運動神経がめちゃくちゃ良かったり、頭がめちゃくちゃ良い天才。
こういったものはある意味、神様?親の遺伝?から授かったものだと思うので、どうしようもないww
だけど、後天的なものに関しては誰にもであるし、むしろ大事なのはこっち。
後天的というと後から身につけていく?みたいなイメージかもしれないですが、どちらかと言うとこれも最初から備わっていたりもする。
だけど、今すぐに目にみえて分からないから気付きにくかったりも。
例えば、努力の天才とか、好きこそ物の上手なれ、という言葉があるように、
最初は下手くそな人でも、努力の時間を増やせば増やすほど、その分野で突き抜けることが出来ます。
生まれつき身体能力が高く将来を期待されたサッカー選手でも、努力を怠ったり怪我を重ねたりで、プロの世界で花が開かないという事例って沢山あります。
逆に、元々は目立たないような選手でも努力をし続けたことで、能力が磨かれてトップレベルの世界でも生き残ってる選手だっているわけです。
誰でも1万時間以上を費やせばプロ並の実力が身につくとこの本には書いています(1万時間の法則)。
「天才」と呼ばれる人たちは生まれつき天才だと思われがちなんですが、みんな1万時間以上もの時間を費やしてこれてるから結果を出すことが出来ているそうです。
これって自分が情熱持てることだったり、好きなことじゃないと出来ないんです。
最初ゼロでも、時間をかけて積み上げていくことで自分の中の得意になる。
「自分には才能もないしそんな大した経験もない・・。」と思ってしまうのは、単純に気付いてないからなんです。
だって20年、30年生きてきたらそれなりに経験をしてるはずです。
スポーツに打ち込んだとか、受験勉強頑張ったとか、恋愛しまくったとか、趣味に没頭したとか、好きなことに時間を使ったり、なにかを頑張ってきたり、情熱を注いだりしてきた経験。
って1つや2つは絶対にあるはず。
- あなたが1万時間以上も時間を費やせるくらい没頭できそうなもの。
- 1万時間とまでは言わなくても人生の中で最も大事にしてきたこと。
それ自体が、あなたの武器や才能の源泉です。
あなたにとっての普通が普通じゃない人もいる
ちょっと余談ですが、自分にとって普通だと思ってることってありませんか?
それって実は、他の人からすると普通じゃなかったりします。
僕の知り合いに美味しいお店に詳しいグルメな友人がいるんですが、知識量が尋常じゃないです。
「なんでそんなとこ知ってるん?」て思うくらいニッチなものからド定番まで幅広いレパートリーを持っています。
だから、ご飯行く時は絶対その友人に決めてもらうし、むしろその友人に決めてほしいと思うくらい。
新しいお店のリサーチは欠かさないし、専用ノートを作って必ず記録に残していたり、Googleマップやアプリを駆使してデータベースでの管理もとにかく徹底している。
僕も食べること・飲むことは大好きですが、それを上回るくらいグルメを愛してますw
でもその友人からすると、それが普通なんですw
実はここにビジネスのヒントが隠されています。
自分にとって普通にできてる事自体が、誰かの価値になりえるということです。
まだまだ上には上がいると思う人もいるでしょう。
もちろん知識や経験値があればあるほど良いです。
素人レベルよりも、専門家レベルのほうが提供できることも増えますから。

ただ、上ばかり見てみてもキリがありません。
僕の友人はべつに有名人でもないし、プロの料理人でもない一般人です。
でも、もしその友人がグルメ本を販売したら、僕は間違いなく買うでしょうし、なにかグルメイベントを企画してくれたら内容が面白そうならお金払うと思います。
僕が「お金を払ってもいいな」と感じるのは、僕に合った提案をしてくれてるから。
僕にはグルメの知識がない。でも友人にはグルメの知識があって情熱もある。
僕はここの「差」にお金を払うんですね。

あなたがピアノが弾ける、絵が書ける、ダイエットの知識がある、
なにも知らない人からすると、それだけで「価値」を感じるんです。
上ではなく、出来てない人・知らない人達へ視点を変えていけば、あなたが出来ることは見つかります。
独自の武器・才能を見つける自己分析法
「過去の人生経験の中にヒントが隠れてる」と、聞いたことあるかもしれませんが、本当にあります。
ただ、「好きなことってなんだろう?自分の才能ってなんだろう?」とぼんやり考えても出てきません。
まずは要素をどんどん書き出していく、材料を集めて「見える化」することが大事。
僕の理論ですけど自分の才能や武器を見つけることと、料理ってけっこう似ていたりしますw

サンドイッチ作ろうと思ったら、中に入れる材料によって出来上がりが変わります。
たまごサンド作りたいのに、卵がなかったら作れないですよね?
冷蔵庫の中身を引っ張り出して、材料を把握する。
そこで初めてなにが出来るかが分かるようになります。
ワーク1:材料探し(自分の棚卸し)
ビジネスでも同じで、自分の才能や武器を知らないことには、何が「形」できるか分かりません。
そんな感じで、まず自分の中にある材料探しからやっていきましょう。
- 自分が好きなこと
- 自分が嫌いなこと
- 自分が出来ること
- 今まで時間をかけてきたこと
- 今までお金をかけてきたこと
- 過去に苦労したこと壁にぶちあたったこと(+どう乗り越えたか)
1~6についての質問の答えを出来るだけ沢山出していってください。
脳みそをフル回転させて、些細なことでもいいから書き出しましょう。
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人・・とカテゴリーを分けて、それぞれの時代にどんな経験をしてきたか?を考えると沢山材料が集まります。
ワーク2:コアを見つける
各質問ごとに最も印象に残ってること、最も大事だと思うことを5つずつピックアップしてください。
そして、なぜそう思うのか?根拠となるエピソードや経験を書き出します。
・自分が好きなこと
1:
エピソード:2:
エピソード:
3:
エピソード:4:
エピソード:5:
エピソード:他の質問も同じように1~5ピックアップして書いていく。
・自分が嫌いなこと
・自分が出来ること
・今まで時間をかけてきたこと
・今までお金をかけてきたこと
・過去に苦労したこと壁にぶちあたったこと(+どう乗り越えたか)
このワークをする時のコツは考えすぎたり、「これは違う」と勝手に決めつけないこと。
「自分が音楽が好きでピアノが弾ける→でも私より上手い人なんて沢山いる→だからピアノなんて出来る内に入らない」
こうやって自分に制限かけるのがダメってことですw
まず採捕に自分の中にある材料を引き出さないことには何も進まないので、
他人がどうとか考えずにまずは材料を集めることからやりましょう。
最も自分が大事だと感じてること、優先順位が高いものをあぶり出すことで、
- 自分がどんなことを今までやってきたのか
- なにがやりたくて、なにがやりたくないのか
- なにが出来て、なにが出来ないのか
- 特性や長所、主義・価値観
自分の中心となる核(コア)が見えてくるようになります。
人間ってすぐ忘れるし、自分のことなのに記憶が曖昧だったりします。
だからよく思い出せない、言葉が出てこない時は定期的に見直してみるといいです。
新しい発見や気付きが得られますので。
ただし、
自己分析が出来たとしても、実際にそれをどこで活かすか?を考えないと意味がありません。
「生きてるだけで十分素晴らしいよ」「あなたの経験は素晴らしいよ」とスピリチュアル的な気休めを言って、脳内お花畑になっても現実は変わりませんのでw
いくらファッションが大好きだ!ということが分かっても、じゃあその好きという気持ちだけ世間にぶつけても「知らんわい」となるのがオチ。
好きをビジネスにする、才能をお金に変える、ということは必ず「相手」がいないと成立しないからです。
では、あなたの才能や武器をどこでどうやって活かしていくべきなのか?
次はそこを考えていきます。
自分の経験や知識がどこで役に立てるかリサーチする
稼げないのではなくリサーチ不足
好きなことで稼げない、稼ぐなんて難しいと思い込んでる人は、単純にリサーチ不足です。
「稼ぎたい」「これやりたい」と自分自身のことばかりを考えてしまうがために、お客さんがどこにいるのか?誰の役に立てるのか?何を求められてるのか?が見えていないんです。

みたいなザックリした考えだと、

みたいな感じで誰の心にも響かないんです。
あなたがいくら「これやりたい!」「みんなこれ見て!」ってアピールしたところで、見向きもしてくれません。
みんな自分の関心があることにしか興味がないんですね。。
なのに、私には資格がないからだ、まだ勉強不足なんだ、もっとアイデアを考えないと、、というのは違うんです。
じゃあ、もしコーチングで沢山の人を助けたい。というなら、
- 具体的にどんな人を助けたいのか?
- 学生?サラリーマン?OL?主婦?経営者?
- その人たちは何に対して悩んでいるのか?
- なぜコーチングが必要なのか?
- コーチングを受けることによってどう変化するのか?
- なぜあなたがそれをやるのか?
これらをしっかりとリサーチする必要があります。
20代第二新卒かもしれないし、30代キャリアウーマンかもしれないし、40代専業主婦かもしれません。
年齢、性別、仕事、生活環境によって悩みや関心は細分化されています。

っていう具体的な悩みを持ってる人がいたとして、あなたが出来ること・やりたいことにマッチしてるのであれば、

っていう風に伝えたほうが、社会人3年目の20代A子には刺さりますよね。
いくら良い商品やサービス、アイデアがあっても、それを必要としてくれる人たちの存在がなかったら意味がないんですね。
だからまずは、自分が出来ること・やりたいことの中から、誰の役に立てそうか?を徹底的にリサーチする。
リサーチは主に4つの方法があります。
1.過去の自分をベースに考える
過去の自分に近い人をベースに考えるとイメージしやすいです。
過去に自分が何に悩んできたのか?なにを求めてるか?今の自分ならすでにわかりますから。
過去の自分に対して、今の自分が提供できる価値や役に立てることはなにか?を考えてみてください。
2.周囲で困ってる人たちをベースに考える
自分の身の回りに何かで困ってる人、悩んでる人がいたら、その人たちに役立てることってなにか?を考えるといいですよ。
「こういう人を助けたいな~」と勝手に妄想するよりも、リアルに存在してる人に直接話しを聞くほうが確実です。
3.ググる(GoogleやYahooで検索)
30代のダイエットで悩んでる人になにかサポートをしたいと考えてるなら、
- ダイエット 30代 悩み
- ダイエット 筋トレ
- ダイエット おすすめ
- ダイエット 食事制限
などみたいにキーワードで検索してみると、表示されたブログ記事やサイトから情報を得ることもできます。
Google以外にもYahoo知恵袋などでも情報は沢山得られますので、リソースは無限です。
4.競合リサーチする
ある意味、これが一番鉄板だとも言えます。
自分がやりたいことと近しい競合のブログ、メルマガ、動画などを徹底的にリサーチする。
「おお、こんな発想があったのか」と自分の頭では想像も出来なかった発見があります。
ないものから考えるよりも、既にあるものからビジネスアイデアを探す方が確実です。
強みがないのではなく、知らないだけ
自分にしかない才能や武器を持ってる人は本当に沢山います。
でも、「何もない」と思い込んでしまうのは「知らない」だけです。
その方法や考え方さえ分かればあとはどうやってビジネスの形にするかを考える。
好きなことを仕事にしたいならブログが一番おすすめですね。
とりあえずまずは、自分の才能・武器ってなにか?ここの棚卸しをする
そして、それを誰に届けるのか?なんのためにやるのか?なぜ自分がやるのか?
ここをしっかり自己分析、他者分析していきましょう。