facebook、Instagram、アメブロ
僕はあまりこれらの媒体は使わないですが、起業女子の間ではSNSを使った起業が流行っています。
豪華なパーティやオシャレなカフェで自撮りしてる姿。
は高級ホテルのお茶会風景やセミナーで、ドレスアップして足を斜め45度に向きを揃えて、集合写真をアップしてる投稿。
いわゆるキラキラ系女子起業ってやつです。
だけど、彼女たちのほとんどは全く稼げていません。
一瞬だけ成果を出してもすぐ消える、残り続けてるのは一握りだけ、
結論から言ってしまうと、彼女たちがやってることってビジネスじゃなくて、ビジネスごっこだからです。
SNS起業女子とは?彼女たちの起業の定義とは?
- パンケーキ(のような美味しそうなご飯)の写真を投稿
- 自撮り写真の練習
- 写真での印象を変えて「いいね」を増やしましょう
- 「いいね」が増えると売上が増える
- 人生充実してそうな感じを見せるのがブランディング
SNS起業女子たちがやってる手法は、だいたいこんな感じです。
SNS上でキラキラした姿を見せて、女性たちに憧れるようなブランディングをしていき、そこからお茶会やお試しセッションに繋げる。
そこに来た女性たちに、あなたもこんな素敵なライフスタイルが手に入るよ、私から教わるとこんな人生変わるよ、と理想を見せる。
で最終的には、高額30万~50万円のコンサルティングを売るのが鉄板なようです。
僕の知人にもSNS起業女子にあこがれてFacebookやアメブロで情報発信をしてた子がいますが、やってることはほぼ一緒でした。
facebookにパーティに出た時の写真を載せたり、セミナーでの仲間との集合写真をバンバンアップ。
とにかく露出を増やすことだということで、毎日毎日ネタ探しに追われて、1日3投稿以上はしなさいというノルマもあったらしく、かなりハードなスケジュールを送っていたようです。
その子は副業でコーチングをしていましたが、新規クライアント獲得にかなり苦労してる様子でした。
人脈を作るために誰かのお茶会に出たり、セミナーに出まくって、コーチング仲間とタグ付けし合って、とにかく1人でも誰かの目に触れたら・・と毎日悪戦苦闘。
で、聞いてみたんですよ。
「そんなこと毎日やっててしんどくないですか?」って。
そしたら、

だそうです。
虚像を作って疲弊してるSNS起業家たち
リッチな生活をしてるわけでもないのに、別にキラキラしたキャラクターでもないのに、自分を演出して「虚像」を作るのが疲れるんだとか。
当時入っていた女性起業塾の「メンターからの教え」らしく、仲間も同じやり方をやってるようなので、「これが正しいんだ」と信じ込んでたんだそうです。
結局、知人の女性はもう副業でコーチングをやめて、普通のOLになっています。
実際、他の仲間たちもほとんどうまくいかずに、起業を諦めたり、別の女子起業塾に入って同じことを繰り返してるんだとか。
彼女たちは気がついてないんですよね。
いま起業塾で教わっていることが全てかのように錯覚を起こして、キラキラすることがマーケティングでありブランディングなんだと思いこんでいる。
たしかに、「表上の見せ方」はいくらでも演出してそれっぽく見せることが出来るので、多少の人は寄ってくるでしょう。
でもそれでうまくいっちゃう人って、最初からスタイルも容姿も抜群でカリスマ性がある人だったり、能力や経歴がずば抜けていた人だけなんですよね。
あるいは時代の流れに乗って、運良く当たった人。
でも、実際そんなことやってても中身がなかったら継続できないんですよね。
発信してることって、キラキラしたライフスタイル(という虚像)、どこかの自己啓発本に書いてる精神論しかないので、お客さんを取っても「教えられるもの」がないんです。
じゃあ何を教えるのか?ということ、「あなたもキラキラ情報発信をして、同じようにお客さんを取れば稼げるよ」っていう方法ですw

でも教そわってきた人たちも具体的なノウハウやコンテンツがないので、同じことをまた教えていくわけですよ。
これ、完全にネズミ講ですよね(笑)
例えば、アフィリエイトや転売の稼ぎ方みたいな具体的なノウハウだったり、その人の知識や経験をコンテンツにして売る方法ならわかるんですけど。
「コーチング」という名のただ話聞くだけの内容がないサービスだったり、「引き寄せメソッド」みたいな全く使えない空想話を教えるだけの内容だったり、かなり実態はひどいんですよね。
SNS起業でうまくいってない人って、コンテンツがそもそも空っぽで、ただのノリだけのビジネスごっこになってしまってるんです。
結局、「虚像」を作って外側だけを演出したとしても、中身がなければいつか崩壊するんですね。
だから人はついてこないし、SNSで露出していても見向きもされないんです。
ビジネスの基本は価値提供、問題解決
そもそもビジネスの基本は価値提供であり、問題解決です。
お客さんがいるからこそビジネスが成立するわけであって、自分の承認欲求を満たすために情報発信をしたところで、誰もそんな発信には興味すらないわけです。
だからまずは自分の承認欲求を満たすことを考えるんじゃなくて、
- 自分が役に立ちたい人は誰なのか?
- その人のために自分ができることはなにか?
を真剣に考えることなんですよ。
そして自分の見込み客は、
- 具体的にどんな悩みがあるのか?
- どんな価値観を持っているのか?
- どうなりたいと思ってるのか?
ここまでしっかり考えないと、価値提供はできません。
これらの土台があるからこそ、どのようにブランディングしていくべきかが決まってきます。
もしかしたら自分が見込み客に想定した人たちは、「家族との時間を優先できる素朴な幸せ」が欲しい人だっているかもしれません。
そんな人に向けて、キラキラしたパーティドレスの姿なんて見せても何も共感されないですよね?
キラキラ起業女子で疲弊してる人たちって、そんな風に独りよがりな自己中なコミュニケーションをやってしまってる可能性が高いんですよ。
「リア充アピールしないといけない」っていうのは自分だけの考えであって、お客さんのことを完全に無視した発想です。
だからこそ他人のライフスタイルとか、キラキラした生活に憧れるんじゃなくて、自分自身のリソースをちゃんと整理するところからです。
自分だからこそできる働き方を
僕自身が納得できないのは、「キラキラ起業女子」というカテゴライズされた世界だけしか知らずに、夢半ばにして諦めてしまう人があまりにも多いということです。
せっかくその人にしかない経験、知識、スキルがあるのに、「キラキラブランディング」で自分の個性を潰してしまうのって勿体無いじゃないですか。
せっかく起業という道を選ぶんだったら、自分らしく自然体でできるビジネスをやるべきですし、そのほうが結果的に幸福度の高い生き方できますから。
このブログでは、その辺の基本的なノウハウを全部書いてるのでぜひ読んでみて下さい。