サラリーマンから個人事業主(自営業)になって感じたメリット・デメリット5つ

僕は29歳の時にインターネットビジネスで起業して、個人事業主(自営業)になりました。

プロフィールにも書いてますが、昔の僕って自分に自信がなくて、自分の意見や考えすらも言えずに、周りの空気を超読んで生きてきた人間です。

当然ながら、優秀なエリートタイプでもないので、「ごくごく普通のサラリーマンとして生きていくんだろうな~」と未来へのレールは確定してると思ってました。「起業」なんて夢のまた夢だと、数年前まで本気で思ってました。

人生なにがあるか分からないもんです。

 

これを書いてる時点で、約3年ほど経っているわけですが、結果的に個人事業主になってよかったなと思う半面、辛いことやしんどいこともたくさん経験してきました。

今回は、サラリーマンから個人事業主(自営業)になった僕が、起業のメリット・デメリットを書いていこうと思います。

 

サラリーマンから個人事業主(自営業)になって感じたメリット

まずは個人事業主になったメリットを書いていきます。

メリット①:朝起きる時間が自由になった

僕って朝起きるのが苦手なんですよね。

スマホのアラームを10回セットして、やっと起きれるかどうかのレベルなので、目覚まし時計(アラーム)をかけなくてもいい生活になったのは非常に嬉しい。

眠たくてもしんどくても、毎朝決まった時間に通勤して、満員電車に乗る・・みたいなことも一切ないです。

 

ただ、ずっと寝てるわけじゃないので(笑)

だいたい朝8~9時くらいに起きて、そこからコーヒー入れて朝食食べて、メールチェックして、今日やることを確認して、、っていう感じで、のんびりしながら朝を過ごしています。

まあ本当に疲れてるときや、1日ゆっくり休みたいときは、昼過ぎまで寝てから、そこから仕事したり用事済ませたり、っていうマイペースな生活ができています。

 

メリット②:場所や時間に縛られない生活ができる

僕は個人事業主ですが、オフィスを構えていたり、従業員を雇っているわけではないので、基本的にPC1台とインターネット環境さえあれば、仕事が成立します。

もちろん通勤もないので、家でも仕事ができるし、「気分を変えて今日はカフェで仕事しよう」なんてことも自由に出来ます。

 

あと以前に、起業家仲間たちと福岡旅行に行ってたのですが、最初は1泊2日の予定だったんですよ。でも、「もっと福岡グルメ堪能したいよな」ってことで急遽ノリだけで2泊延長w

モツ鍋、鯖寿司、イカ刺し、ラーメン、水炊き、焼き鳥・・etc。とにかく全部が最高にうまかった(笑)

 

もちろん旅行先でもしっかり仕事はしていました。

だいたいの仕事はオンラインで完結できるので、クライアントさんのサポートもメール、チャット、通話で行いますし、外注さんに指示を出すのもチャットワークで出来ます。

ブログ記事やメルマガだって、ノートPCあればどこでも書けますからね。

こんな風に、「平日に旅行行こう!」ってなってもすぐに行けちゃうし、旅先でもノートPCを持ち込めば仕事ができてしまうのは、本当にありがいたいです。

 

メリット③:人間関係のストレスがなくなった

嫌な上司とか、嫌な取引先とも関わらなくてもよくなり、自分で人間関係を選べるようになりました。

普段の仕事は一人でやっていますし、クライアントさんも僕の考え方や理念に共感してくれる人ばかりなので、全くストレスがないんですよね。

 

特に、サラリーマンの時は「プライベートなら絶対に関わらへんわ!」っていう嫌いな取引先にも、ヘコヘコ頭を下げたり、作り笑顔で接待したり、あれが僕すごく嫌だったんですよ。

でも、どれだけ理不尽なことであっても「仕事」なので我慢しないといけないこともあるし、苦手な人とも付き合っていかないといけないときもあります。

 

元々、人付き合いがそこまで得意じゃなく、器用にコミュニケーションが取れなかった僕としては、広く浅くの付き合いよりも、狭く深い人間関係のほうが心地いいんですよね。

友達や知人の「数」なんてべつにいらないし、建前だけの関係性なんて意味ないので、切り捨てられるなら切り捨てたほうがいいじゃないですか、

自分の価値観に合う人だけとの時間を大切にしたい僕にとっては、サラリーマンよりも個人事業主の生き方のほうが合っていました。

 

メリット④:ゼロになってもやり直せるという自信がついた

「個人事業主で稼げる」ということは、全くなにもないゼロの状態からお金を生み出すチカラが身につくと同じこと。

多くの方は、お金そののを手入れることを「資産」だと勘違いしがちですが、本当の資産は「お金を生み出すスキル・知識」です。

 

僕は以前にビジネスを精算して収入を0にしたことがありますが、そこから建て直して月収60万~100万円の仕組みを作ることができました。

なぜ僕がそれができたかというと、「0からどのように稼げるか」という仕組みを、経験を持って理解できていたからです。

 

「お金」は使ったらなくなりますが、「お金を生み出すスキル・知識」は誰奪われません。

一度でも、100万円を稼いだことがある人は、「どうすれば100万円を生み出せるか」が経験値で分かるので、仮に収入がなくなっても「またやればいっか」と立ち直れるんですね。

 

それに会社やアルバイトだけの収入に依存するよりも、収入の柱が2つ3つあったほうがリスク分散もできて安心じゃないですか。

だから、独立する・しないは関係なく、自分で稼げるようになって損はないと思うんですよ。

 

メリット⑤:仕事が楽しくなった

以前までの僕は、「仕事が辛い」「通勤が嫌だ」「こんな理不尽な仕事は耐えられない」「自由に生きたい」っていう不安や欲求を満たすために、起業の世界に憧れを持ちました。

どちらかというと、スタートの段階は、嫌なことから逃げるために起業に興味を持ったんです。

 

だけど、今になって思うのは仕事がめちゃめちゃ楽しいということ。

だって勉強したり、経験値を積めば積むほど、それが「収入」になって返ってくるわけですよ。

その手に入れたお金と時間でまた新しい経験を得られたり、セミナーに行ったり、コミュニティに入ったりして、新しい環境や人間関係から新しい価値観をどんどん取り入れられる。

できることが増えて、知ってる事が増えて、稼げば稼ぐほど、人生が楽しくなっていくんです。

 

あと何よりも嬉しいのが、自分の経験や知識がクライアントさんの役に立って「ありがとう」と喜んでもらえる瞬間。

これが最高に気持ちいいんです。

人から頼られたり、必要とされると、もっと頑張ろうってやる気も出てくるし、それが結果にも現れるから、仕事もどんどん楽しくなっていく。

昔は、「セミリタイア」なんて言葉にも憧れてましたけど、今の僕にとっては「仕事」が生きがいそのものです。

 

サラリーマンから個人事業主(自営業)になって感じたデメリット

ざざーっと、メリットを書かせてもらいましたが、良いことばかりじゃありません。

自由とか、ストレスフリーとは真逆で、「超現実的」に考えなければいけないデメリットもたくさんあります。

 

デメリット①:収入が保証されていない

会社員のように「月給◯◯」と給料が固定されてるわけでもないし、アルバイトのように「時給◯◯」と働けばお金が稼げるわけでもない。

どれだけ頑張って仕事をしても、それが成果に繋がらない仕事であれば収入は0円です。

 

またお金が稼げるようになったとしても、じゃあ一生安泰か?というとそうじゃない。

当然ながら、仕事をサボれば売上は下がるわけですし、自分は変わってなくても世の中はどんどん変化していきます。

 

  • Googleのアルゴリズムが変化して、ブログのアクセスが急落したり。
  • Amazonアカウントが停止になって、転売ができなくなってしまい、在庫を抱える羽目になったり。
  • 世の中のトレンドや志向が変わって、今までやっていたサービスに需要がなくなってしまったり。

もし周りの環境や状況が変化して今までのやり方が通用しなくなったら、次の手を考えていかないといけない。

 

やればやった分だけ稼げるのがメリットですが、その代わりそれが一生続く保証はないので、一定額の収入が約束されてる会社員やアルバイトのほうがある意味、安定してるかもしれません。

 

デメリット②:自己管理できないと収入減る

僕は起業したてのときに一番悩まされたのが、自己管理でした。

自己管理ができないと、どんどんダラけた生活を送るようになります。

だって、起きる時間も自由ですし、仕事してもしなくても誰にも怒られないんですよ。

 

だから朝起きても、昼過ぎまでボーッとしてしまったり、ついついYouTubeを観てしまったり、気がつけばもう夕方・・。

「やばい、今日なにもしてないやん(汗)」みたいなことはよくありました。

そうやってダラけた生活を送っていたり、仕事をちゃんと日々コツコツやっていかないと、当然売上は伸びないですし、むしろ売上が落ちてしまって、「どうしようどうしよう」と後から焦る羽目になります。

 

僕の場合はどうしたかというと、外部のコミュニティや勉強会に参加して起業家仲間を作ったり、教わる人を見つけて、自分のマインドやモチベーションを下げない環境に飛び込んだんです。

外部から刺激を受ければ、自然とやる気も出てくるし、「周りもやってるんだから自分も頑張らないと・・!」と感化されるので、いい意味での強制力が働くんですね。

 

デメリット③:孤独になる

起業するということは、少数派になるということです。

当然ながら、周りでは起業する人なんて少ないですから理解もされにくいですし、相談する相手もいません。

逆に、地元の友だちなんかに相談したら、「お前には無理だよ」って足を引っ張ってきたりすることもあります。

でもそれが普通なんですよね。

 

だって起業する方法とか、お金を稼ぐ方法なんて、学校でも教えてくれないですから、「知らない人」のほうが多いんです。

そこにいちいち耳を傾けていたり、周りの目線を気にしていたら、起業なんてできません。

だから、周りの理解や賛同が得られなかったとしても、どれだけ自分を信じて突き進めるかもかなり重要なポイントです。

 

それと個人事業主の場合は、基本的に一人で仕事することも多いし、特にインターネットビジネスの場合は1日中家にこもってるのも日常茶飯事です。

まだ収入が安定していなかった時なんかは、誰とも会わずに一人で黙々とブログを書いたり、動画を作ったり、ひたすら作業に没頭してる時期もありました。

たまに会話するときも、コンビニで「お弁当温めますか?」って聞かれた時くらいですね(苦笑)

 

でも軌道に乗るまでの間は、理解者がいようがいまいが、ストイックに結果にこだわってやらないといけない。

たまに気分転換するのも必要ですが、稼げてないうち、収入が安定しないうちは、成果に繋がらないことをいかに断ち切っていけるか。

いかに孤独感と上手に付き合っていけるかがポイントになります。

 

デメリット④:社会的信用がない

サラリーマンってある意味、「企業」に守られてる部分もあって、個人事業主よりも遥かに社会的信用が高いんですよね。

クレジットカードだって審査が簡単に通るし、ローンだって組めるし、マンションの入居審査だって何の問題もなく通ります。

 

でも個人事業主だと、「企業」の看板がなくなり、毎月の収入も約束されていないので、一気に信用がなくなります。

個人事業主って、支払い能力をかなりシビアに見られるんですよ。

現時点では収入があっても、それが1年後も2年後も約束されてるか?というと違うわけです。

「貸す側」からすると、いつ破産するかわからない何も後ろ盾のない個人に、お金やマンションを貸すというのはリスクなんですね。

 

僕も起業したてのときにクレジットカードを申請したら、審査も通りやすいと言われてるクレジットカードですら見事に落ちまくりました。

サラリーマンのときに作れるだけ作っておけばよかった・・と後悔。

 

デメリット⑤:すべてが自己責任

起業の世界は、誰も守ってはくれません。

僕がサラリーマンだった頃に、仕事でミスをしてしまい取引先からの仕事が少なくなってしまったことがあります。

金額にして年間で数千万規模の売上に影響するようなミスでしたが、上司や先輩たちがフォローしてくれて、最終的な尻ぬぐいはトップがやってくれたので、僕は仕事を続けることができました。

 

でも起業の世界になれば、それらの責任はすべて自分に降り掛かってきます。

「ごめんなさい」じゃ済まされないんです。

他にも、こんなことをやってみたい!こんなアイデアをビジネスにしたい!と思ったら、会社のリソースを使っていくらでもチャレンジできます。

でも、個人事業主なら全部が自己負担。

お金も時間も使ってやってみたけど、全然儲からずに赤字になってしまっても、誰も助けてくれません。

 

まず副業で稼げるようになってから独立すればいい

僕なりの個人事業主のメリット・デメリットを挙げさせてもらいましたが、どうでしたか?

自由とか、自分らしくという世界とはかけ離れた、現実的な部分も少しは見えたんじゃないでしょうか。

 

ぶっちゃけサラリーマンが良いとか、個人事業主が良いとかは、個人の価値観によるのでどっちでもいいんですよね。

自分がどっちの道に進みたいのか?それだけかと思います。

 

1つだけ言えるのは、自分でも稼げるようになったほう生きる選択肢が増えるから、やらないよりやったほうが良いということ。

で、もしやるにしてもサラリーマンと並行しながら、スキマ時間や休日を使ってコツコツと副業で始めれば良いんです。

 

どっちみち何か新しいことを始めることは、リスクやデメリットが備わっているわけですから、そんなことビビってたら何もできません。

ただ今の時代なら、インターネットさえあれば誰でも起業できますし、在庫も維持費もかけずにローリスクで始められるので、やったほうが絶対いいですよ。

独立するかどうかは、サラリーマン並みの給料を稼げるようになってから考えればいいので、とにかく一歩を踏み出すことからですね。

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