完璧主義になればなるほど、「考えすぎて動けなくなる」ってよくありますよね。
というのも僕自身が完璧主義な人間で、何かをやるにしても常にレベルの高いものを目指さないとダメだという思い込みの激しい人間でした。
だけど、難しく考えすぎて、行動するにも時間が掛かってしまうという状態。
だけど、とりあえずクソでもいいから、60点でもいいから「まずやってみる」ってことがメチャクチャ重要という考え方を学んでから、どんどん出来ることも増えていって、結果的に収入も上がっていった。
ということで、僕みたいに「完璧主義」に悩んでる方に、完璧主義を克服するコツをお伝えしていこうと思います。
完璧主義を捨てるだけで、今まで停滞してた人生が激変します、ほんとに。
目次
完璧主義に陥ってしまう3つの原因
そもそも「完璧主義」になっちゃう時って、この3つのパターンに陥ってる時が多いです。
まずは「自分がどのパターンにハマってるか」に気づいていないと、どんどん沼にハマっていくので要注意。
①100点を取らないといけない
- 中身のあるものを作らないといけない
- 完璧な内容じゃないといけない
このように『100点』を追い求める結果、手が止まってしまい、考え込んでしまう。
僕がYouTubeを使って、セミナー音声を配信しようと思った時、「最初の1本」を出すのにかなり抵抗がありました。
お世辞にも話が上手とは言えないし、緊張して何言ってるかわからなくなるので、とにかく自信がなかったんですよね。
だから、録音ボタンを押すかどうかで1時間くらい悩み、録音ボタンを押してから話し出すまでに1時間くらい悩み、、、という感じで、全く作業が進みませんでした(笑)
しかも収録した音声も微妙な仕上がりだから、やっぱり公開するのを辞めておこうと、せっかく撮ったやつをボツにする。
でもこんなことをやっていたら、いつまでもコンテンツ作れないし、いつまでも上達しない。
完璧にできないからこそ、とにかく場数を踏むしかないんですが、最初は「100点」にこだわりすぎて無駄な時間ばかり使っていました。
②自分のこだわり、固定概念に縛られてる
他にも、僕はブログ開設した当初、『デザイン』に最初めちゃめちゃ凝っていたんですよ。
とは言いつつも、デザインセンスがないので(笑)センスが無いやつがいくら頭をこねくり回して考えても、そら中途半端なものしかできない。
なのに、「デザインは自分でこだわりたい!」と意味不明なプライドが発動して、デザインに時間をかけてしまう。
すると、記事を書く時間、動画を作る時間、リサーチする時間など他のことが疎かになる。
これってすごく非効率であり、非生産的なんですよね。
僕はデザイナーじゃないし、あくまでもやることは集客のため、売上を上げるために必要なコンテンツや仕組みを作っていくこと。
自分が苦手なことにこだわっても意味がないので、さっさと外注なり、プロに任せて、自分はやるべきことをやればいい。
最近だと下記記事のような無料ツールも充実していきてますから、使えるものはとことん使い倒せばいいんですよね。
このように自分のやり方・考え方に縛れられすぎると、客観的に自分のことが見れなくなります。
③自己否定マインドが発動する
完璧主義の沼にハマると次第に、「どーせ自分なんて・・」「こんな自分がやっても・・」って自己評価を下げはじめます。
そして「やらない理由」を並べだして、行動することがどんどん億劫になっていく。
だけど「どーせ自分なんて」という心理の裏側には、『自分を否定されたくない』という気持ちが隠されているんです。
本当は「自分なんて」と思いつつ、自分のことが可愛いんですよね。
でも、「まだ何者でもない僕がしょうもないプライドを守って何かいいことあるのか?」って考えてみたら、なにもないんですよね(笑)
いま何もできてない自分を守ることより、失敗してでも成長できる機会を得られたほうが、絶対プラスになりますから。
完璧主義を克服する3つの方法
そんな感じで、完璧主義の3つの原因(パターン)をお伝えしました。
ここに気づけるだけでも改善できたりするんですが、さらに突っ込んで僕が普段から意識してる「完璧主義の克服法」を紹介します。
①60点出力マインド
とにかくブサイクでも、不出来でも、ダサくても、60点でもいいから、とにかくアウトプットする。とにかくやる。
何度も言うように「行動しないことは一番の機会損失」です。
60点の出来だったとしても失敗経験は学びになるし、成功すれば自信になるしどちらにしろ良いことしかありません。
もちろん考えること、工夫することは大事ですが、特に初心者の段階は「質よりも量」しかないです。
初心者が完璧を追い求めたところで自分が成長すれば、その時作ったものなんてちっぽけに思えてきます。
そもそも、この世の中に完璧なものって存在しません。
マイクロソフトだって、アップルだって、何回も何回もアップデートしてるじゃないですか。
「完璧な状態にしてから世に送り出そう」と後手後手を踏んでいたら、いつまで経っても世の中に広がっていかない。
僕もブログ開設当初(約3年前)に書いてた記事を見返すと、「うわ、このクオリティはひどいわw」って思う記事ばかり。
半分くらいはゴミ箱に行きになったり、リライト(修正)しています。
でも、それは僕がクオリティが低くても書き続けてきたからこそ、そこに気づけるレベルまで上がったと自負しています。
あと「やる気でないから動けない」って人は、順番が逆です。
精神と肉体は連動していて、考えすぎて悩む人は行動のハードルが高く感じてしまうけど、動けば動くほど脳も活性化されて、行動できるようになります。
②自分のこだわりを排除する
今まで自分がやってきたこそ、学んできたことが全てじゃありません。
世の中は広いし、上には上がいて、いろんな考え方や価値観がある中で、「自分の考えが正しい」というのはあまりにも傲慢。
まだ僕がビジネスで稼げていなかった頃、ある起業家の人からこんなアドバイスをもらったんですよ。

今までは「教材」を買ってみても、ちゃんと読み込まずに、教材通りに実践しようとせず、自分のやりたいようにやっていたり。
セミナーや塾で学んだことも「あ~、それ知ってるわ」と知ったかぶりを発動して、真面目に話を聞こうとしていなかった。
でも現実は「結果は出ていない」んですよね。
これって、わかってない・できてない、ってことだから、「自分は間違ってる」って認めないといけないんですよね。
「間違った自分のやり方」でいくら頑張ってもゴールにまでたどり着かない。
だから僕はうまくいってない時ほど、自分のやり方を疑います。
そして、自分とうまくいってる人は、そもそも何が違うのか?を観察します。
うまくいってる人に必ず相談したり、その人のやり方を真似ます。
どうせ「失うもの」は何もないわけですから、「自分は間違ってる、自分はゴミカスなんだ」と素直に認める。
それくらいのマインドを持ったほうが、潔く行動できるようになりますよ。
③1点集中する(余計なことは捨てる)
人間にはキャパ(許容範囲)があります。
できること、できないこと、得意なこと、苦手なこともある。
色んなものに目移りして、「あれもやりたい、これもやらなければ」と意識が分散すると、結果的ににすべてが中途半端になってしまいます。
- 意識が分散
- 優先順位がおかしくなる
- 時間が足りない
- すべてが中途半端になる
- 自己否定
- やる気なくなる
- いつまでもやるべきことが進まない
という負のスパイラルに突入です。
全てを完璧にこなせる人なんていませんから、「余計なことは捨てて1点集中」をすること。
1日単位で考えるなら、「今日はブログ◯記事書く」と決めたらそれ以外のことはしない。
動画作りたくなっても、インプットしたくなっても、メルマガ書きたくなっても、とにかくしない。
飲み会の誘いがあっても、断る。可愛いお姉ちゃんからのデートの誘いも断る。
僕らが行動してるつもりなのに進んでないのは、大抵が余計なことに時間や意識を奪われてるから。
僕は「あれこれできるほど優秀ではない」と自覚してるからこそ、自分が一番パフォーマンスを発揮できる方法を考えます。
集中力や時間は有限ですから、とにかくやるべきことを淡々とやるしかないんです。
最後に:完璧主義は『悪』である
完璧主義は「悪」だと考えて下さい。
勉強、仕事、ビジネス、人間関係。ありとあらゆる場面で完璧主義が強すぎると行動のブレーキが掛かってしまいます。
行動しないことの弊害って何も経験ができない、成長の機会を失うということです。
もちろん『クオリティ』にこだわる意識は大事ですが、初心者の段階から高いレベルを目指しても、到達できるまでは時間も掛かるし、すぐに出来るはずがない。
仮に思っていたよりも低いレベルだった、満足いかないものだったとしてもOKなんです。
それが今の自分の実力であると分かれば、また次に「検証→改善→実践→検証・・・」とやればやるほどレベルを上げていける。
でも、完璧主義だと行動できないから成長が止まります。
どうせ自分は何もできない、才能も価値もない、0の状態なら失うものってなにもない。
だから失うものはないから、あとはやるしかない。
これくらいのマインドでやっていきましょう。
コツコツやっていけば、できることが増えていきますから。