ビジネスに限らず、なにかの分野で結果を出したい時に必要なのが『メンター』の存在だ。
ということを、これを読んでるあなたも聞いたことあるかもしれません。
特にビジネス業界においては、「メンター」「師匠」を見つけることが、成功への最短ルートという教えが当たり前のように言われてます。
僕もその意見には賛同しますが、メンターの探し方を間違えてしまうと残念ながら結果は出ません。
僕は3年間で300万円の自己投資をしたのにも関わらず、1円も稼げなかった。という苦い過去があるのですが、
なぜメンターが大事なのか?なぜ選び方を間違えてはいけないのか?どうすればメンター探しで失敗しないの?
その考え方をお教えしちゃいます。
目次
僕が300万円自己投資して1円も稼げなかった理由
僕がいくら自己投資をしても稼げなかったのは、自分一人で頑張っていたからでした。
うまくいかない自分の考え方、やり方に固執して、独学で学んできたからでした。
「思考は現実化する」とか、
「ポジティブシンキングだー」とか、
「アファーメーションだー」とか、
「月収100万だー」とか、
まあ色々と学んできましたが・・300万円の勉強代を払って、稼げた金額0円w
いくら知識やノウハウやマインドセットを学んだ所で、
それを使いこなせる僕の力量がなければ宝の持ち腐れです。
料理人の腕が悪かったらどれだけ高級な食材を揃えてもマズイ料理にしかならないですw
そもそもビジネスで(ビジネス以外でも)結果が出ない要因として、
「やり方が間違ってる」か「そもそもやっていない」のどちらか2つしかありません。
先程の料理に例えると、具材・調味料を選び、正しい分量と調理法をやるから美味しい料理が出来上がります。
美味しくない、全然違う形になる、ということは具材・調味料・分量・調理法のどれかが間違っているからです。
じゃあ、料理が出来ないからと、一人で悩んだり、ウジウジしてても上手くはなりません。
アイデアや知識がないなら補わないといけないし、練習しないことには上手くなれません。
だから料理本買ったり、料理教室に通って、正しい方法を学びます。
正しい方法がわからないなら教えてもらう。正しい方法を知り練習するから上達する。
これは当たり前ですよね。
勉強でも、スポーツでも、仕事でも、アルバイトでも一緒です。
最初はみんな知らない、出来ない、ゼロの状態です。
適切な「環境」に身をおいて、先生や仲間が教えてくれるからスキルや知識が積み上がっていきます。
人間が変わる方法は「環境」を変えること
人間は育ってきた環境、今いる環境の影響を受けまくっています。
田舎者が東京に出た途端に、都会の色に染まって垢抜けてイケイケになるのも、
目立たなかった選手が、名監督のチームに変わった途端に才能を発揮するのも、
楽しい人達と一緒にいるとこっちも気分が楽しくなるのも、
イライラしてる人達と一緒にいるとこっちもストレスになるのも、
全部「環境」の影響だからです。
「人間が変わる方法は三つしかない。
一つめは時間配分を変えること、
二つめは住む場所を変えること、
三つめはつきあう人を変えることだ。最も無意味なのが〝決意を新たにすること〟である。
決意だけでは何も変わらない」
これは経営コンサルタント・大前研一さんという方の有名な言葉ですが、
決意をしたところで実際の行動に移さないと現実は変わるはずがないですし、
そもそも正しい考え方を持っていないのであればいくら頑張っても成果は出ません。
今の考え方・やり方でうまくいかない、思うような人生になっていないなら
「環境」を変えない限りは現実が変わることは、ほぼほぼない。
知識や情報は大事ですが、入れているだけは人間は変わりません。
でないと僕みたいにお金と時間を浪費しまくって、ただの知識バカになります。
頭でっかちで何も行動しない意識高い系になっちゃいますw
メンターの重要性
メンターを見つけると良いことありまくりです。
まず、ブレなくなる。
昔の僕がそうだったんですが、
「まず何からやればいいのかわからん」
「とりあえず、あれとこれと、それもやっておこう」
と、余計なことをやってしまったり、色んな情報に目移りして、
優先順位が付けられなくなります。
そんな時に、

と軌道修正をかけてくれるから、間違いに気づきやすい。
あとは、正しい方法と考え方を学べる。
「これで完璧や」「これで合ってるだろう」と自分では思っていたとしても、
いざやってみると思うようにいかないことのほうが多い。
知識や経験値が足りてない人は、何が良くて何が悪いのかすら分からない。
そんな時にメンターに相談したり、メンターの教えを学ぶことで、
どこに問題があって、どこを改善すればいいのか分かるようになる。
さっきも書きましたが、うまくいっていない人の大半は
「やり方が間違っている」か「そもそもやっていない」の2つしかないです。
本人の中で「これは難しい・・」「なんで出来ないんだ」と思っていることでもメンターからすると

っていとも簡単に解決策が分かったりします。
それと、自分では”やってるつもり”でも客観的に見たら、実は全然出来ていなかった。
なんてことはアルアルです。
まずは記事を書かないといけないのにリサーチばっかりしてて、一向にコンテンツが出来ない。
「こんなにやってるのになんで稼げないんだよー」と自己否定しちゃう人。
いや、それは書かないと何も始まらないでしょう・・
って思うかもしれないですが、本人の中では頑張ってるつもりでいることが多いです。
うまくいってる人とそうでない人って、思っている以上に、
行動や考え方の基準値、当たり前の基準値が違います。
うまくいってる人はうまくいく基準値を満たしてるからで、
うまくいってない人はうまくいく基準値を満たしていない。
この「差」は、直接教わったり、その人の情報や考えに直接触れないと分からないです。
だからメンターって重要なんですね。
失敗しないメンターの探しの条件4つ
ただし、誰でもいいからお金出してメンターを探して教わろうというのは危険です。
「無料で教えてくれ」というクレクレ乞食マインドの方よりマシですが、自己投資の仕方もしっかり考える必要があるんです。
結論から言うと、4つのポイントを基準に選んで下さい。
①ノウハウ・コンテンツがあるか
そもそもノウハウやコンテンツが薄っぺらい人から学んではいけません。
いくら表面的に実績やライフスタイルを演出していたって、肝心のコンテンツがなければ意味がないからです。
無料媒体(ブログ、メルマガ、YouTube、フリーサンプル)を見れば、その人のコンテンツがなんとなく分かります。
教えてるノウハウが再現性ある、中身がある人は無料コンテンツでもしっかり作り込んでいます。手を抜いていません。
マインド論やスピリチュアル論ばかりに終止して、よくよく見たら具体的なハウツーはなに1つないって人沢山います。
「お金持ちになるにはお金を愛しましょう」「ワクワクすることを発信しましょう」
とか毒にも薬にもならないこと学んでも人生変わりませんw
②価値観や考え方に共感できるか(最重要)
いくらノウハウやコンテンツがしっかりしてるからといって、それだけで選んではダメです。
その人の価値観や考え方に共感できるか、その人から素直に学びたいと思えるかどうか。
ここが一番大事な要素でもあります。
なにかを教わろうと思ったら、性格や考え方の相性ってめちゃくちゃ大事です。
メンターから素直に学ぶことは大事なんですが、相性最悪な人から学んでも「やろう」とは思えないからです。
僕が1年ほど前に年収3,000万円以上稼いでるらしい起業家さんのコンサルを受けたんですが、
自分より収入が低い人を馬鹿にしていたり、お客さんのことをお金としか思っていない人だったので、
僕が目指してるビジネスの方向性とは全然違うことに気が付きました。
どうしても人間的な部分が受け入れることが出来なくて、「教わりたくないわ」ということでフェードアウトしましたw
100万近くお金を無駄にしましたがズルズルと学ばなくて良かったと思ってます。
(例に挙げた人は、メンターでもなんでもありませんけどね)
③現実的なことを正直に言っている
稼ぐ系に多いのが、楽して儲かる、努力しなくても稼げる、みたいな嘘や誇張を言ってるパターン。
これは論外です。
正常な頭で考えれば、楽して稼げる方法など存在しないのに、こんな非現実的な話をする人から習うと痛い目に遭います。
「今のあなたでいいよ」「あなたは十分素晴らしいよ」「好きなことだけやろうよ」
と期待させる・夢見させる自己啓発セミナーやオンラインサロンも似たようなものです。
楽しむ分にいいでしょうが、人生変えるだけの具体的なスキルなどは巷のオンラインサロンとかじゃ、ほぼ教えてくれません。
「ビジネスは楽じゃないよ」「これだけ厳しいことがあるよ」
正直に話してくれる人のほうが誠実だなと思うし、信用できます。
④自分のレベルに合ったサポート環境があること
ここも非常に重要。
例えば、中級者~上級者なら、ノウハウや教材があるだけですぐ成果は出せるでしょう。
だけど、初心者にとっては、講師や運営側にいつでも相談出来る環境、オンラインだけじゃなくリアルでも会えるような環境がないと難しいです。
なおかつ大規模な高額塾に入っても、人数が多すぎてサポートが満足に受けれなかったり、気軽に相談できるような体制じゃなかったりするので、どこで学ぶか?というのも大事。
むしろマンツーマンで徹底的に教わるほうが、コスパとしては高いです。
なにが良い悪いという話ではなく、自分がどこに優先順位を置くかということですね。
自分に合ったメンター(環境)が大事
- ノウハウ・コンテンツがあるか
- 価値観や考え方に共感できるか
- 現実的なことを正直に言っている
- 自分のレベルに合ったサポート環境があること
まとめると、この4つのポイントを基準にメンター選びをしましょう。
そうすれば失敗することはないかなーと。
僕もこの基準に沿って、学ぶ人・学ぶ環境を選んだことで、ビジネスの成果が出るようになりました。
あとついでに言っておきたいのが、僕は「メンター」という言葉が嫌いですw
誤解のないように言えば、教祖様と信者みたいな宗教的関係性が好きじゃない。
先人たちから教わることは非常に非常に重要ですし、僕もこれまで沢山の方々から教わってきました。
でもある意味、僕からすると関わる人全員がメンターです。
例えば僕のコンサルメンバーさんには、僕が知らない分野にめちゃくちゃ詳しい人もいて、
僕からするとメンバーさんからも学ぶことが沢山あるわけです。
Aさんは健康に詳しい、Bさんは子育てについて、CさんはPCが好き。
みたいに、みんなが得意なこと好きな事を持ってるわけだから、
皆から学んだらいいじゃんというのが僕の考えであります。
だからカタチ上は、コンサルメンバーさんと呼んだりしますが、
メンバーさんもある意味メンターだし、どちらかと言うと「仲間」という感じですね。
「自分の生き方をお金に変えよう」
というコンセプトの元僕にところへ集まってくる人たちがいて、
同じゴールを目指す仲間同士が切磋琢磨できる環境を僕は作っています。
「お金稼げればなんでもいいんだ」「自分さえ良かったらいんだ」という人は1人もいなくて、
僕がそういう価値観でいるから合わない人は寄ってこないんですねw
話が逸れちゃったので戻しますが、なんやかんやでメンターは大事です。
自分に合ったメンターが見つかることを願っています。
以上