一人起業家は自己啓発やスキルアップではなくマーケティングを学んでください

ここ最近はカウンセラーやコーチ、セラピストをされてる一人起業家の方たちからも、WEB集客について相談を受けることが連日増えてきたのですが、皆さん共通のお悩みを持っています。

それが、「好きなことを仕事にしたくて起業したけど、お客さんが集まらない…」というお悩みです。

 

でも皆さん、決して努力を怠ってるわけではなくて、むしろ勉強熱心なんですよね。

 

先日お会いしたカウンセラーTさんも、セミナーや講座に通ったり成功哲学書を読んだり、とにかく自分自身を高めるために行動はし続けていました。

だけども、集客につながらない、お金につながらないのです。

 

なぜなのか?気になっていくつか質問をしていくと、ある1つの原因にたどり着きました。

それは・・・・・

 

スキルや知識を高めてるのに、マーケティングを全く知らない

という問題でした。

 

カウンセラーのTさんは、素晴らしいスキルや技術は既に持ってるのに、それを具体的にどう広めていけばいいのか?が分からない状態だったんです。

この場合はむしろマーケティングを最優先で学ぶべきなのですが、Tさんはマーケティングには関係のないことばかり勉強してたんですよ。

 

  • 目標達成のコツを学ぶ
  • メンタル管理の方法を学ぶ
  • コーチングの技術を学ぶ
  • 心理学の専門知識を学ぶ
  • 引き寄せの法則を学ぶ
  • タイムマネジメントを学ぶ
  • 業界の専門知識を学ぶ
  • コミュニケーション技術を学ぶ

これらのスキルや知識は大事かもしれませんが、マーケティングを知らないのであれば1円にもなりません。

 

「え?マーケティング?なにそれ?難しそう・・」って思うかもしれませんが、ザックリ言うとこういうことです。

 

  • どうやって人を集めればいいのか?
  • どうやって人に興味を持ってもらえればいいのか?
  • どうやって競合他社じゃなくて、自分を選んでもらえるのか?
  • どうやったら商品やサービスの魅力・価値が伝わるのか?
  • どうやったらお客さんは購入をしてくれるのか?
  • どうやったらお客さんがリピーターになってくれるのか?

 

要は、お金を稼ぐために必要なすべてのプロセス(集客、セールス、差別化など)のことです。

 

売り物があっても、売り方を知らないのであれば、お客さんは商品を買ってくれません。

どれだけ素晴らしいサービスを持っていても、誰にも認知されないのであれば、存在していないのと同じことです。

タイムマネジメントが上手でも、売上に繋がる作業になっていないなら非生産的なことをしてるだけです。

 

だからマーケティングが必要なんです。

 

稼ぐことに真剣に向き合わない人は、お客さんのことを考えていない

僕も経験ありますけどビジネスを実践することよりも、手前の段階で座学や精神論を学んでる時のほうが普通に楽しいんですよね。

知らない知識を得るのはとても楽しいし、刺激的ですからw

 

だけど実際にそれらを活かして「お金を稼ぐ」「売る」ってことを考えた途端に、抵抗感を感じる方も少なからずいると思います。

否定されたらどうしよう、失敗したらどうしよう、まだ私には早いんじゃないか、、、、って考えればいくらでも出来ない言い訳は出てきます。

 

これって実は自分のことしか考えられてなくて、お客さんのことを完全に無視してるわけですね。

もっとストレートに言えば「自己中」だということです。

 

だって、自分の商品やサービスを待ってくれてる見込み客が、どこかにいるかもしれないんですよ。

他所では満足できなかったけど、自分と出会ったことで悩みから解放される見込み客が、どこかにいるかもしれないんですよ。

 

僕らは待っているお客さんに1日でも早く、1人でも多く、自分の商品やサービスを届けるための努力をすべきなんです。

稼ぐことから逃げて、自分が心地良いところで自己啓発とか学んで満足してる場合じゃないですw

 

自分ひとりではビジネスはできませんし、お金は稼げません。

お客さんがいるからこそ商売が成立するんですから、自分のことを考えるのではなくお客さんの事を考えてあげてください。

 

自分のこだわりと、お客さんが求めてるものは一致しない

あとマーケティングを学ばずに、自分が携わってる業界の専門知識ばかり学んじゃう人は、スキルや知識がないとダメだ!と思い込んでいます。

 

もちろん商品やサービスを提供する側として、スキルや知識が全く無い・勉強しないのは論外ですが・・

スキルや知識で勝負しようとしても、業界の権威たち、実績者たちに後発組の人は太刀打ちはできません。

 

そもそもお客さんは「専門知識」を知りたいのではなくて、「自分の悩みが解決できるかどうか?」が知りたいんですよね。

 

例えば、僕が以前に、ジムに入会しようかどうか検討していたときに、近所のジムをいくつか見学に行ってきたんですよね。

僕としては、

  • 運動不足で身体がたるんできたから運動して健康的になりたい
  • ガッツリトレーニングするより無理なく続けていけたらいいと思っている
  • デスクワークも多いので運動することでリフレッシュしたい

というのが目的。

 

だけど、あるジムでは担当しれくれたスタッフさんに、こんなことを言われたんです。

スタッフ

このジムには◯◯種類のトレーニングマシンがあって、身体の各部位を鍛えることができます。またウェイトトレーニング用の器具も、AとBとCとDと種類が豊富です。

プール施設もありますし、プロテインもありますし、専用トレーナーがいるので独自のトレーニングメニューを作ることもできます。

あと筋肉をつけるには最低でも週◯回は運動して、◯日休んで、食事は◯◯を食べると効果的ですよ。

このジムにどれだけのマシン・器具があるのか、メニュー、サービスを取り揃えているのか、+α筋肉をつけるための専門知識を教えてくれたのですが、、、僕としては全くピンと来ないんですw

 

だって僕の目的は、

  • 運動不足で身体がたるんできたから運動して健康的になりたい
  • ガッツリトレーニングするより無理なく続けていけたらいいと思っている
  • デスクワークも多いので運動することでリフレッシュしたい

なので。。。

 

もう一方、別のジム(最寄り)ではこんなことを言われました。

スタッフ

運動すると仕事のストレスも軽減されますし、脳にも良い影響を与えてくれるので良いリフレッシュになって、仕事が捗るって言われる方も多いです。

あとお忙しい方や運動不足な方だったら、一番家から近いジムに通うのがいいですよ。だって家から遠いジムって行くだけでしんどくなるので長く続かないんです。

適度に運動するくらいならメニューやマシンが充実してるところじゃなくても十分ですし、最低限これだけのマシンがあれば問題ないですよ。

こちらは、僕のジムを利用する目的や価値観をヒアリングしてくれた上での提案でした。

僕としては後者の話のほうが圧倒的に響くわけですね。

 

このジムに入ったらどうなれるのか?自分の悩みは解決できそうか?が理解できたので、即入会を決めましたw

いま引っ越したのでこのジムには通っていないですが、まんまと術中にハマッてしまったという感じです。

 

でも、これはあくまで「僕だから」この話に響いたのであって、人によって何を訴求すべきか?何を求めてるのか?は全員違います。

 

結局のところ「誰に向けてビジネスをするのか?」が大事なので、自分のターゲットとするお客さんが満足してくれるなら、ライバルよりも提供できるスキル・知識が不足してても問題ないんですよね。

 

むしろお客さんの悩みを無視しして、スキルや知識量をひけらかすようにお客さんに一生懸命伝えても、ハッキリ言って伝わりません。

繰り返しますが、お客さんが求めているのは自分の悩みが解決するかどうか?であって、発信者のこだわりとか実績とか、知識量は本質的には求めてないってことです。

 

好きなこと、ワクワクすることだけやっていたら視野の狭い人間になる

勉強熱心な方は努力の矛先を変えるだけで一気に飛躍します。

だってもう十分にスキルや知識はあるわけで、あとはどう活かすか?だけですから。

 

どうしてもネット上で色んな発信者を見ると、「まだまだ私には実力が足りない」と力不足を感じてしまいがちですが、あなたのお客さんにそのスキルが関係あるかどうかは別の話。

 

実績やスキルが足りなかったとしても、自分が役に立てる人は誰か?どうやったらお客さんを喜ばせてあげれるか?を根拠を持って考えリサーチすれば、今の自分でも役に立てるお客さんは必ずいます。

 

そのために僕らはお金を稼ぐ立場として、お客さんに価値を提供する側として、届けるため(マーケティング)の努力・勉強をしないといけません。

マーケティングって聞くと難しそうかもしれないし、目を背けたくなるかもしれませんが、起業家としてここは避けては通れません。

 

自分が好きなことだけ、ワクワクすることだけやるのはただの趣味です。

ビジネスを知らない人間が「私は好きなことだけしかやりません」「ワクワクすることだけやります」って、自分が学びたいこと・楽しいと思うことだけ学んでると、どんどん視野の狭い人間になります。

 

「自分はこれだけ知ってる」「自分はこれだけ資格を持ってる」「あの人よりも私のほうが詳しい」って思うのは勝手ですが、それが誰のためにも理解されないのであれば、ただの自己満足ですから。

 

何のための学びなのか?何のために勉強なのか?ココを忘れてしまうと、自己投資じゃなくて事故投資になるんですよ。

起業家として「好きなことをお金にしたい」のであれば、自分のお客さんにしっかり向き合って、真剣に稼ぐことを考えていきましょう。

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