ブログを書く上で大事には導線と目的です。
どれだけアクセス数が増えても、この導線と目的のない記事は、なんの役にも立ちません。
もし闇雲にあなたが記事を書いてるなら、まずブログ記事の3つの役割というものを理解しましょう。
目次
人間が消費行動まで辿り着くプロセス
一度、「ブログ」というものを、僕らの日常に置き換えて考えてみましょう。

あなたが出張先で仕事終わりの打ち上げに「飲みに行きたい!」となったとします。
①「飲みたい!食べたい!」という欲求から始まり②お店はどこかな?ということを初めて考えます。
そこで食べログ見たり、地元の人に聞いたりして、リサーチをしてお店の存在を知ります。
そのお店に入って料理を注文して、そこで店長さんと喋って、③初めて店長さんやお店のことを知る。
もしそこの店長さんがすごくサービスよくて、しかもめっちゃオモシロイ人、もちろん料理も旨い。
となれば「もっと他にオススメないの?」「次は宴会でも使おうかな?」ってリピートや購買に繋がります。
つまり僕らは必ず、商品→お店→人、この順番でないと、購買まで辿り着きません。
これをブログに置き換えた時にどうなるか?
ブログ記事の役割は3つ
集客記事(SEO)
まずブログからのアクセスを集めるのであれば、「集客記事」が必ず必要です。
集客記事はSEOでアクセスを呼び込むための記事ですね。

- ダイエットでリバウンドしない方法が知りたい
- Googleで検索
- あなたのブログ記事に辿り着く
- 記事を読んで知りたい情報を得る
検索から来るユーザーのほとんどはこの流れです(リピーター、あなたのことを前から知ってる人以外)。
そして、ブログを書いてる人のほとんどが気づいてないんですが、前提としてブログに訪れた人は、ブログにもブログ著者には一切興味がありません。
なぜなら自分がまず知りたいこと、悩んでることへの回答が先にほしいからです。
さっきのビールを例にするなら、「まずビール飲みたい!」「メニュー表みたい!」が先です。
なのでまずブログに来る人がどんな人か?を考える必要があります。もしダイエットを例にするなら、
(悩み)ダイエットの食事メニューを知りたい → (キーワード)「ダイエット 食事メニュー」
(悩み)自宅でもできるダイエットトレーニングを知りたい → (キーワード)「自宅 ダイエット トレーニング」
となります。
読者の悩みや知りたいことをリサーチして、呼び込みたい読者に合わせたキーワードを選定して、記事を書いていく。
ここでしっかり読者さんの知りたいこと、欲しい情報を与えることが大事です。
これがSEO(検索)からアクセスを集めるための記事の基本的な考え方になります。
でもほとんどの人は、記事を書くだけ、アクセスが来たらそれで満足、という状態。
アクセスはあくまで入り口でしかなく、そこで集めてどうするかがポイントです。
教育記事(オピニオン記事)
次に必要になるのが「教育記事(オピニオン記事)」です。
教育記事の役割は、自分のことを知ってもらう(価値観、理念、人間性)+信頼してもらうための記事です。
ブログでサービスが売れない、お問い合わせほしいのに全然こない、って言ってる人は、この「教育記事」がない可能性が高いです。
また、すぐにブログからすぐ離脱されてしまうのでGoogleアナリティクスを見ても直帰率が高い、という人も同様。
大体のパターンとしては、
①あなたの記事に辿り着く
→記事を読む
→ふーん、なるほどね or つまんねえなこの記事
→離脱(ブログにも著者にも興味ないから満足して帰っちゃう)
②あなたの記事に辿り着く
→記事を読む
→とりあえず他の記事も読んでみよう
→ふーん、なるほどね or つまんねえなこの記事
→離脱(ブログにも著者にも興味ないから満足して帰っちゃう)
っていう風に、あなた自身に興味を持ってくれる機会がないとこうなります。
ですので、集客記事でアクセスを集めたら、必ず教育記事に繋げてください。
プラグインを使って関連記事を表示させるのでもいいですし、ブログ記事の途中 or ブログ記事の最後に必ず教育記事への内部リンクを入れてください。
①集客記事でしっかり読者の知りたい情報や役に立つ情報(価値)を与える
②教育記事であなたのことを知ってもらう
ここで初めて、ブログやブログ著者に興味が湧いてくるんです。
ただ、自分語りをすればいい、というものではありません。
目的:失恋して立ち直れない人に向けて勇気を与えたい
内容:自分が失恋した時のエピソード、どんな思いをしたか、そこからどう立ち直ったか、どんな学びがあったか
この記事は誰に読んでほしいのか、この記事を読んでどんな気づきや学びを得てほしいのか、ここをしっかり考えましょう。
販売記事
これは名前の通り、販売・セールスするための記事ですね。
あなたが何か売りたい商品・サービスがある、アフィリエイトしたいものがある、のであれば必ず「販売記事」へ誘導してください。
「お申込みがない」「お問い合わせがない」って言ってる人に意外とありがちなのが、そもそも販売記事がどこにもないw
あるいは、どこにあるのかわかりにくくて、読者さんが見つけられないというケースです。
せっかく食材を買いに来たのに、食材が何も置いてないスーパー。
せっかくご飯食べに来たのに、メニュー表もない、店員さんも注文取りに来ない・・・まさにそんな状態ですw
なので繰り返しますが、ブログに訪れた人を最終的に「自分が紹介したい記事」に気づいてもらえるように誘導していきましょう。
導線としては
①集客記事:なるほど役に立った
②教育記事:このブログ著者面白い・信用できそうだな
③販売記事:この人が紹介してるなら買おうかな
という流れですね。
導線と目的がないとアクセス垂れ流し
もちろんアクセスがないよりも、アクセスがあるほうがいいに決まっています。
ただ冒頭でも書いたように、導線と目的がなにより大事です。
PV信者になってるブロガーたちは、やたら「月間◯◯万PVいった!」「◯◯キーワードで上位表示された!」という自慢ばかりしてます。
だけど、実際の収益は・・というと、PVが多いわりに数千円、数万円しか稼げてない人が大半です。
なんのためのPV集めなのか?なんのためにキーワードなのか?なんのためにSEOでアクセスを呼び込むのか?
そこが分かっといくらアクセスを集めても垂れ流すだけです。
とにかく毎日記事を書け!アクセスを沢山集めろ!SEOだ!SNS拡散だ!と躍起になってる人たちを見ると、すごく可哀想に見えます。
たまたまブログで稼げた人たちから、その人がたまたま上手くいった方法しか教わってないんだな・・って。
ブログにしろ、SNSにしろ、どんなビジネスであっても全てに意味があります。
集客記事→教育記事→販売記事、この目的と導線を意識して書いていきましょう。