情報発信ビジネスを始める時に、ほとんどの方がこのパターンを考えます。
- まずアフィリエイトなり、転売なり、月10万円でもいいから実績を作る
- 稼いだ実績を情報発信で教えて月収100万稼ぎましょう。
結論からいいますと、これ絶対やったらダメですw
多くの起業家はこのパターンを推奨してますが、「情報発信すれば稼げる」「月収100万いける」という短絡的な思考で始めちゃうと、ほとんどの人は本当にやりたいことじゃないので続きません。
実は、僕のコミュニティメンバーさんでも同じ道を辿ろうとして、一時期停滞していた方がいます。
こちらの記事でも紹介してるOさんですね。
Oさんは、転売ビジネスで稼いだ実績を元にブログで情報発信をしようとしていましたが、そこから一転して「好きな音楽を仕事」にする道を選びました。
目次
昔、諦めていたギター(音楽)をビジネスに
「転売で稼いだ経験があるから、 それを教えればもっと稼げるんじゃないか?」という理由で、転売の情報発信をスタートさせようとしたOさんでしたが…
いくら儲かりそうなことでも、どれだけリサーチしたり作業しても、全然モチベーションが湧かない状態だったそうです。
で、転売ビジネスを教えるのは違うということで、振り出しに戻りました。
僕のコミュニティでは、自分の武器を見つけるためのワークであったり、毎月勉強会やオンラインコンサルを行っていますので、Oさんは目先の利益に走らず、本当にやりたいことを自問自答し続けていたんです。
で、そこで見えてきたのが「ギター(音楽)」でした。
Oさんは元々ギタリストとして活動していたこともありますが、プロとして生計を立てることは難しいと音楽の夢を諦めていたんです。
「でも、ギターを初心者向けに教えたり、一緒に演奏できるような場を作ることなら、自分にもできるんじゃないか?」ということに気付いたようです。
というのも、ギターを教えてる人たちって、スキルの上達法とか機材のマニアックな話ばかりが多くて、「純粋に音楽を楽しもう」という目的の場があまりいないことがわかったんです。
初心者向けの情報があまりにも少なくて、ギター教室も初心者にはハードル高いところが多い。
そういった業界の現状を見た時に、
「たしかに技術を磨くことは大事だけど、でも純粋に楽しむという目的でギターを習える場が、あってもいいんじゃないか?」
という仮説が生まれました。
例えば、趣味として楽しむ目的でギターを習いたい人、人前で披露しなくてもいいからみんなで演奏を楽しみたい人、そんな人たちはごまんといるわけです。
しかも面白いことに若い人じゃなくて、中高年の世代に潜在ニーズがあることも分かりました。
仕事ばかりの人生で刺激を求めていたり、若い頃のように夢中になれるものを探してる。
そんな人たちって沢山いるんですね。
自分と同じ40~50代の方向けにギターを教える活動をすることもできますし。
初心者向けのギターコミュニティを開催して、「音楽を通じて友達作りや趣味を作ろう」というコンセプトでやるのもアリでしょうし。
初心者向けのギターに特化したブログやYouTubeチャンネルを作って収入を得ることだって出来る。
それこそ転売ビジネスのノウハウを、音楽やりたい人に教えることだって出来ます。
「自分はプロミュージシャンではないし、音楽で食べていくなんてどうせ無理だ。」と諦めていた音楽の夢を違う形なら実現ができる。
ワークやコンサルを重ねたり、競合分析やアイデアの整理をしていく中で、そのアイデアが見つかったんです。
今では、YouTubeをメインに情報発信をしながら、飲食店やイベントでのライブ出演や映像編集にも携わったりと、精力的に活動してます。
やりたいことだから続けられる(Oさんコメント)

以前は苦痛だったブログ更新やリサーチも自分がやりたいことと繋がってることだから、本人が一番楽しんでいるようです。
Oさんのように、なにか新しいものを始めようとしなくても、もう既に今までの人生経験の中に「才能の源泉」は誰にでもあります。
もちろん「本当に自分の武器がない」という人は、まず「稼ぐ」にフォーカスする時期も必要かもしれません。
だけど、あなた自身が本当にやりたいことがある。本当はこれを発信したい。っていうテーマがあるなら、まずはそれをどう実現させられるかどうか。
わざわざ興味のない分野のビジネスをゼロから勉強して実績を作らなくても、自分の持ってる武器や強み、やりたいことを活かしてビジネスを構築したほうがいい人もいますから。
まずは、そこを先に考えるべきです。
僕自身も「転売で稼ぐ→転売を教える→情報発信を教える」というステップを踏んできましたが、途中で限界が来てしまいました。
自分が情熱を注げないことは、どれだけ頑張ってもモチベーションが湧かないことに気づいたんです。
自分の武器を活かせないビジネスは疲弊する
情報発信ビジネスで稼ぐためのロードマップは大体決まっています。
- まずは方向性やコンセプトをちゃんと決めること。
- あとは情報発信をしてファンを集めていく
- 集めたファンを教育して商品を販売する
もうシンプルにこれをやればいいんです。
とりあえず3ヶ月~半年かけて100名くらい読者さんを集める。
そこからメルマガ読者さんとコミュニケーションを取って、信頼関係を構築した後に、少数制スクールやコミュニティを企画して、20万円のサービスを5人に売れば、それだけで月100万円の実績はすぐ出来ます。
教える過程で出来たコンテンツは、マニュアル化(教材化)して売れば自分が動かなくても収入が発生する仕組みも作れます。
だけど昔の僕みたいに、
- まずアフィリエイトなり、転売なり、月10万円でもいいから実績を作る
- 稼いだ実績を情報発信で教えて月収100万稼ぎましょう。
という教えを真面目に受け取ってしまった人はどうなるか?
まず多くは、「①の実績を作る」という段階で挫折します。そもそもやりたいことじゃないからw
そして仮に①で実績作れたとしても、「教えたいわけじゃない人」がそれをやろうとすると疲弊します。
当たり前です。たとえ、儲かるノウハウや情報があっても、
・自分の武器や強みを活かせてない
・自分が本当にやりたいことと繋がってない
それってめちゃめちゃ遠回りしてるし、すごく非効率な頑張り方をしてるようなもの。
「稼げる」よりも「やりたい」ビジネスを作る
ビジネスとして、仕事として長くやり続けるものになりますから、自分が情熱注げること、やりたいって心から思えることじゃないと、普通に考えて続くはずがありません。
だからこそ、自分だけのビジネスを作らないといけないんです。
一旦、儲かるかどうかじゃなく、やりたいか?やりたくないか?で判断するのも1つです。
現に「目先の利益」を理由で始めた結果、モチベが全く湧かないなら、それって「間違ってるよってサイン」です。
とりあえず最初の0→1の実績作りを達成するために、短期的に「お金」にフォーカスしてやるのもアリですが、
「どう頑張ってもモチベーションが湧かない」
「確かに一定の結果は出たけど、ずっとコレを続けるのは・・」
という方は一度立ち止まって、自分の本音と向き合うことをオススメします。
(前略)
今はYouTubeに発信する動画収録とブログのコンセプトの作業しています。
僕の場合は集客目的でまずYouTubeでギターを弾いて興味を持ってもらう事。
作業的にはギターをパソコンに取り込んで音質の編集して半分完成。
次はその編集した曲に合わせて自分でギターを弾いている動画を収録。
そして録音した音と動画を組み合わせ最後にまた仕上げの編集して完成。
まだ慣れていないので何回も何回も取り直しで前に進みません(;^_^A
でも全然嫌でもないし挫折しそうにもならないのが不思議ですね。
以前の転売を主にコンサルしていくブログ運営の事を思うと気持ちが全く違います。あの時は時折まるで濃い霧の中を手探りで歩いているような感じがしていました。
稼ぐ事はもちろん前提ですが、素の気持ちで行動に移せる事、前がハッキリ見える事を選んでいく事が改めて大事なんだなぁと思いました~。
自分が何がしたいのか、なぜ自分がしなければならないのか明確にすればするほど、壁にぶち当たってもそんなに悩んだり立ち止まる事って減ってくるんですね。(嬉)