アメリカのForbesが行った調査結果によると、新年の目標を立てて達成できる人の割合はたった8%。
しかもその内75%が1週間で諦めてしまう、とNewYork Timesが発表していたそうです。
つまり目標設定の92%は失敗に終わるということです。
今回の記事では「なぜ目標達成できないのか?」という原因や、目標設定よりも「やらないことリスト」を作ることの重要について紹介していきます。
目次
目標設定しても達成できない3つの原因
- 目標を具体的にする(期限、数値を決める)
- 目標を立てたら行動計画に落とし込む
- 目標を人に言う・公言する
例えば、このように自己啓発本に書いてあるようなやり方で、僕も「○○するぞ!」って意気込んで目標を立てたことがあります。
だけど、思い通りにいったことはほとんどなかったです。
「今年こそはダイエットするぞ!」「月収◯◯万円達成するぞ!」と目標を立てても、「まあ、明日でいっか」と先延ばしの回数が増えていったり。
「やっぱり面倒くさいから辞めておこう」となって、いつの間にか目標すらも忘れてしまうような状態(笑)
こうなってしまう原因はそもそも目標設定の立て方に問題があったんですね。
①そもそもやりたいことじゃない
- やる気が出ない
- モチベーションが湧かない
- 頑張ろうとするとしんどい
もし目標設定したのにもかかわらず、このような状態になってるなら「そもそもやりたいことじゃない」可能性があります。
SNSなどで誰かの充実してるライフスタイルや所有物を見てしまうと、自分にはないものほど輝かしく見えてしまいます。
月収◯◯円稼ぎたい、海外旅行に行きたい、世界の貧困を救いたい、お店を経営したり、英語を習いたい。
べつにどんな目標を持とうが、本人の自由ですが・・でもそれが本当に自分がほしいものか、自分が求めてる理想なのか、ってよく考えてみてほしいんです。
他人の幸せと、自分の幸せは違います。
いくら目標設定をしても、本当にやりたいことじゃないなら、自分にとって必要ないことなら、頑張れないのは当然です。
②目標設定のハードルが高すぎる
じゃあ本当にやりたいことであっても、そもそも実現不可能なくらい目標設定のハードルが高いなら、目標を下方修正しないといけない。
もし「起業して月収100万を稼ぐ!」という目標を立てたとしても、そもそも1万円の稼ぎ方すら知らないのであれば、100万円稼げるはずがないので(笑)
ゲームのドラクエに例えるなら、レベル1の状態ならまずスライムを倒して、コツコツとレベルを上げていくことからです。
あるいは明らかにキャパオーバーなのに、あれこれと目標を立てすぎて、どれも手付かずに、中途半端になってしまうケースもあります。
人間そんなに器用じゃないですし、あんまり自分のことを過信しぎないほうがいいです。
自己否定しろって話じゃなくて、自分に期待をかけすぎると出来なかったときの反動が大きいので、まず小さなステップから1つ1つ登っていけばいいんです。
なので、目標を複数立てるのではなく、一番最優先の目標を決めて1点突破してください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
③やり方、優先順位が間違っている
すごくやる気はあって、目標も明確にあって、「毎日頑張って行動してます!」っていう状態なのに、なぜか結果が伴わない。
こういう時は大抵、やり方・優先順位を完全に間違えています。
例えば、インターネットビジネスや起業を例にすると…
- まず商品作りをしないといけないのに、目的もなくブログ記事をひたすら書いてるだけ
- お客さんのリサーチをしないといけないのに、ブログデザインとか凝り始める
- 本やセミナーで勉強ばかりしていて行動が全くできていない(頑張ってるつもりになってる)
こんなふうに自分では気づかずに、成果には全く関係のない行動を取ってしまう人って多いんですよ。
優先順位とか無視して、自分がやりたいからなんとなくやってる、みたいな状態って一番怖いです。
だって本当は進んでる方向性が間違ってるのに、自分では出来てるつもりになってるんですから。
頑張る、努力するというのは当たり前で、大事なのは「成果に繋がる行動」ができてるかどうかなんです。
本気で目標達成したいなら、自分のやり方・自分の考え方を捨てて、うまくいく方法を素直に教わることから。
目標が見えない人は「やらないことリスト」を作ろう
明確な目標がない、理想の未来がぼんやりしてるのであれば、無理に決める必要もありません。
目標が見えない場合は、「やりたいこと」ではなくて「やらないこと」を軸に考えていきましょう。
生きていれば色んな人間関係に振り回されるし、情報も目まぐるしく飛び込んでくるので、ただボーッと流されていては、自分の時間もメンタルもどんどん消費していくだけ。
自分に余裕がない状態で、新しいことを始めたりするって、なかなか難しいと思うんですよ。
だから、まずは自分の環境整理であったり、自分の時間・空間を整えていくことから。
例えば僕であれば、
●緊急時以外は◯時~◯時はスマホ見ない、電話にも出ない
→やるべきことに時間を費やすために外部からの情報を遮断する
●完璧主義にならない(60点でもアウトプットする)
→つい考え込む癖があるのでとにかくアウトプットする
●自分がしなくてもいいことはやらない(人に任せる)
→僕一人では出来ることに限界があるので任せられる部分は人に任す
●午前◯時以降は家にいない(外で仕事する)
→家にいるとダラけることがあるので強制的に外にでる
みたいに、「やらないこと」をまず決めてスケジュールを組んだりしています。
自分にとって大事なことと、そうでないことを区別して、場合によっては人間関係も距離を取っていく。
優先順位をつけることによって、時間も増えますし余計なストレスも抱えなくていいので、すごく楽なんです。
ある意味、断捨離に近いイメージかもしれませんね。
ちなみに、Twitter創業者ジャック・ドーシー氏も「やることリスト」とは別に、「やらないことリスト」を毎日欠かさずチェックしていたそうです。
アイコンタクトを避けない、遅れない、守れない約束はしない、糖分を取らない、ダイエット中なので麦、豆類、乳製品も食べない
そしてもちろん、平日はハードリカーとビールは飲まない
やること・やらないことを理解し自分の優先順位を明確にしておくことで、基礎的な習慣を作り上げることができたとのことです。
明確な「ゴール」や「ビジョン」が見えてなくても、自分の価値観に沿って不要なものを捨てていくだけで、本当に必要なものが何か見えてきます。
その上で自分に合った目標設定をしていきましょう。
まとめ
- そもそも本当にやりたいことか?
- 目標設定のハードルが高すぎないか?
- やり方、優先順位が間違っていないか?
- 目標が見えない人は「やらないことリスト」を作るべし
まとめるとポイントは上記の4つです。
ぜひ自分の状況に当てはめてもらって、自分に合った目標設定をしてもらえればと思います。