コピーライティングテクニックを学ぶより自己理解と他者理解が大事

ブログ記事、プロフィール、メルマガの添削などをしてると「何を書けばいいかわかりません」「これはどうやって書けばいいんですか」という質問がたまにあります。

 

こういう系統の質問があるときに、必ず僕が聞き返すのが

  • これは誰に向けて書くんですか?
  • それは何のために書くんですか?
  • その文章のゴールはなんですか?

というそもそもの目的ですね。

 

結局、書き手(自分)が何を伝えたいのか?何のためにそれを書くのか?がわかってないまま、「何を書けばいいのか?」というテクニックや答えを探しても、書けるはずがないからです。

 

コピーライティングで何を書くべきかわからないというのは、やり方云々の前に自己理解・他者理解が圧倒的に足りていない証拠でもあります。

 

コピーライティングテクニックは必要です

一応言っておきますが、コピーライティングのテクニックを完全否定してるわけじゃありません。

小手先のテクニックを知っているだけで、同じ意味の文章でも相手に与える印象も反応率が変わるんです。

 

単純な例として、

  • A:この商品は安くてお得ですよ!
  • B:通常3万円のところ3日間限定価格で1万円に!

AよりもBみたいに、具体的な数字(3万円が1万円に)・限定性(3日間限定)を使ったほうがメリットがよくわかります。

 

でもそれは部分的な要素にすぎず、

  • この文章で何を伝えたいのか?
  • 誰に伝えたいのか?
  • この一文は何のために書いてるのか?

があるからこそ、小手先のテクニックが活きるわけです。

 

作る料理がわからない、誰に食べてもらうかもわからない、どんな具材を持ってるかすらわからない。

そんな状態でレシピ本を買いあさったり、高性能な調理器具を集めたって、何作るんですか?って話ですw

 

コピーライティング(やり方)を学ぶより自己理解と他者理解

コピーライティングってAIDMAの法則、QUESTの法則、緊急性、限定性とか、いろんなテクニックがあるわけですが、これらはすべて手段に過ぎません。

 

例えば「プロフィールを書く」という目的を考えた時に、僕の場合は

  • 自分の理想に近いターゲットに興味・共感を与えること
  • 自分の価値観や理念を理解してもらい活動(企画やメルマガ)に参加してもらうこと

が挙げられます。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

 

ただの自己紹介をするだけの文章じゃなくて、「目的」に繋がるようにプロフィールの1つ1つの構成に意味を持たせています。

プロフィールを読んだ人が最終的に「桑名の生き方・考え方に共感した」「桑名の提唱してる情報発信ビジネスをやりたい」と思ってもらうことがゴールです。

 

じゃあそうなるためには、まず自分と読み手(他者)のことを理解する必要があるわけです。

  • なぜ情報発信ビジネスを教えたいのか?
  • なんのために自分はビジネスをやっているのか?
  • 僕にとっての情報発信ビジネスとはなにか?
  • 僕の発信によって誰を喜ばせたいのか?
  • 僕がやらなければいけない理由はなにか?

…など。

 

僕にとっての文章、プロフィールはある意味コミュニケーションツールの1つです。

僕自身がそもそも何のために今この文章を書いてるのか?誰に向けて書いてるのか?自分のことも、読み手のことも理解していないのに、文章は書けません。

 

仕事のプレゼンでも、営業のセールストークでも、同じことが言えます。

  • こちらが提案するプレゼン内容、サービス内容の特徴はなにか?
  • 相手にとってどんなメリットがあるのか?
  • お客さんがあなたの提案を受け入れる理由はあるのか?

 

ここがわかってないのに、プレゼンの技術とか、セールストーク学んでも何伝えるんですか?ってなりますよねw

 

恋愛も同じです。

相手のことを無視して自分が行きたいデートばかりしたり、相手の気持ちを察しないまま恋愛テクニック本のトークを使っても、「この人はわかってくれない」と嫌われるだけです。

 

インターネットで文章で伝えるのも、直接しゃべって伝えるのも、根底にあるのはコミュニケーション。

コピーライティングテクニックとか、テンプレートとかは二の次です。

 

「何」を書くか?ではなく「何のため」に書くか?

なんか禅問答みたいになってますが(笑)

でもこの問いは非常に大事でして…結局のところ「目的地」がわかってないままだと、いつまでもゴールに辿り着けないわけですよ。

 

それこそ「私の目的は稼ぐことです!」っていう人もいると思うんですが、お客さんにとっては関係ない話ですw

「稼ぐ!」って目標は自分の中に持っておいていいですが、自分が稼ぐために押し売りしたり、煽って騙して稼ごうとしてもお客さんから不信感を買うだけです。

 

  • じゃあ、あなたは稼ぐために誰を幸せにするんですか?
  • あなたは誰に、どんな価値を提供して、お金を頂くんですか?

ここが抜け落ちてると、いくらフォロワーやいいねを集めても意味がない。

セールスレターを型通りに書いても、「なんかどこかでよく見た胡散臭い文章」という印象にしかならない。

 

今の時代ってめちゃめちゃ情報が溢れていて、昔よりもお客さんは賢くなってるんですよ。

もう見飽きてるんです。テンプレート的な文章は。

 

あなたのビジネスは何のために存在してるんですか?って、ある意味問われてるわけです。

だからこそ、そもそもの「目的」をちゃんと思い返してください。

 

それこそセールスレター一生懸命書いてるんだけど、売りたい商品ってターゲットに合ってるの?というか、集客の段階で集めてるお客さん間違えてない?

っていう人もすごく多いんです。

 

もし仮に「目的もなくやり方にこだわっていたなぁ」と感じたのであれば、コンセプトを1から考え直しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

テキストのコピーはできません。