『私はこんなに頑張ってるに、なんであんなやつが稼いでるの?』って疑問に感じたことはないですか?
普段から、情報発信ビジネスの相談に乗っていると、みんなそれぞれ勉強もしてるし努力もしてるのがよくわかるんですよね。
だけど、それが収入に繋がってないからだんだんと自信を失っていき、


っていう弱音が出てしまう方は多いです。
だけど、そう言ってる人に限って「才能」や「強み」を実は持っているんですよね。
なんですが、そこに気づかないまま、いろんなノウハウに手を出したり、なんかよくわからない資格の勉強とかしがちなんですけど、やるべきところはそこじゃない。
なぜなら、スキルや知識って収入に比例しないからです。
目次
スキルがあるのに収入が見合わないMさんの話
例えば、僕のコミュニティにMさんという女性メンバーさんがいらっしゃるんですが、以前に勤めていた会社で、社内システムのメンテナンスとか開発とかの仕事をぜんぶ一人でこなしていたとのこと。
Mさんは、最初からシステムを使えたわけじゃなく、できる人が他にいなかったから、なぜかMさんに仕事が回ってきてしまい、仕方なくやりながら覚えていったそうです。
そこからかなりの大型案件もMさん一人だけで遂行できるようになったものの、派遣社員ということもあって収入自体も低かったそうです。
ちょっと仕事内容がマニアックなのでイメージしにくいかもしれませんが、Mさんのようにどこの会社でも、仕事ができるのに・スキルや知識があるのに、収入が見合わない人って多いと思うんです。
僕も新卒の時に、建築系の会社で働いていましたが、どれだけ残業しても、どれだけ売上を上げても手取りは20万円ちょっとでしたからね。
一応、関西で一番大きい売上も上げたことあったんですけど、それでも1年間で上がった基本給は5,000円くらい(笑)
「いや、これはやってられんわ…」って感じでした。
スキルや能力は収入に比例するとは限らない
でもこの話って、「会社員がだめ」ということを言いたいのではありません。
実は、ビジネスの世界でも同じことが言えるわけで、スキルや能力があるのにも関わらずそれを埋もれさせてる人たちは、めちゃめちゃめちゃめちゃ多いです。
実際、ブロガー界隈とかよくTwitterでリサーチしてるんですが、「え?なんでこの人、こんな情報発信してるの?」っていうブロガーさん多いんですよ。
プロフィールとか読んでると、その人にしかない輝いてる武器やストーリーがあって、これちゃんとターゲット選定して、コンセプト作って、集客⇛教育⇛販売の仕組み作ったら、すぐいけるやん。っていう人がいるんです。
でも、表上でやってることは、
- なんとかニートブロガー
- 借金◯◯円ブロガー
- 副業ブロガー
みたいな既視感満載の、どこにでもいそうな(雑魚キャラにしか見えない)肩書きで、自分の書きたい記事しか書いてなくて、好き勝手にやってる感じ。
で、こういう人に限って、アクセスアップとかフォロワーの増やし方とか、記事の書き方とか、小手先のテクニックばかりを学ぼうとします。
でも、それらをいくら学んだところで収入とは比例はしませんし、いくら記事を書き続けても成果には程遠いんです。
スキルはあるのに収入にならない2つの原因
なぜこうなってしまうのか?っていうと、
- 自分の売れるポイントを活かせていない
- マーケティングを理解していない
この2つの原因があるからなんですよね。
だからこそ解決策はシンプルで、①自分がどこで売れるのか?を見極める ②マーケティング(ビジネスの全体像)をちゃんと学ぶ。
この2つしかありません。
①自分がどこで売れるのか?を見極める
さっきの話出てきたMさんをまた例にしますが。
Mさんは今までダイエットブログを書いていたんですが、そこまで強い想い入れがあるわけじゃないので、どうしてもすぐネタ切れになったり、読者を意識した文章が書けなかったんですよ。
だけど、Mさんの過去の経験を深掘りして聞いていったら、Mさんの売れるポイントは会社員時代の経験ということがわかったので、それをテーマにしてもらったんです。
そのジャンルは一応、市場性はあるけど、初心者にとって優しくないブログやサイトが目立っていたり、ユーザー目線で見るとフラストレーションを感じる部分があって、Mさんは実経験があるので「痒いポイント」がわかるんですよね。
だから、サイレントマジョリティの声(表面化されてない意見)を代弁する形で、ダイエットブログを辞めて今までの経験を活かしたブログの情報発信をしています。
まだブログを立ち上げたばかりなので成果が出るのはこれからですが、ブログが育てばかなり面白いんじゃないかと予想しています。
スキルや能力を磨くことも大事ですし、ノウハウを得ることも大事、誰かのやってるビジネスを参考にするのも大事、自分がやりたいようにやることも大事かもしれない。
でもそれ以上に、自分がどこなら最大のパフォーマンスを発揮できるのか?のほうが最優先です。
ビジネスって一人では成立しなくて、必ずお客さん、読者さんがいるからこそ「お金」が生まれます。
結局のところ誰かのモノマネをしたり、流行ってるから、やりたいからという理由だけでビジネスを考えてしまうと、いくらスキルがあってもお金になりません。
自分のポジション取りを間違えてしまうと、わざわざ勝てない市場で、不利な状況で戦う羽目になるだけですから、どこの市場でビジネスをするのか?をしっかり考えるべきです。
②マーケティング(ビジネスの全体像)をちゃんと学ぶ
マーケティングをちゃんとやってない、基本すら知らない人はほんとに多いです。
ただブログを書けば、ただSNSでフォロワーを集めれば収入になると勘違いしてる人がいますが、そんなのでお金が稼げたら苦労はしません。
スキルや能力が収入に比例しない理由もここにあって、「売れる力」がなかったら、いくらスキルはあっても売れないんですよね。
逆に言えば、「売れる力」さえあれば、そこそこのものでも売れてしまうんです。
お客さんって、買う前から効果や機能を完全に理解できるわけじゃありません。
「歯が痛いからすぐ治療したい」みたいな緊急性がない限り、最初から欲しいと思ってる人はいません。
なのに、僕らが日常で大量に消費をしてしまうのは、「欲しくなるように」マーケティングを仕掛けられてるからなんです。
べつに詐欺をしろとか、誇大広告をしろという意味ではなく、ビジネスでお金を稼ぎたいなら集めた見込み客たちに対して、ちゃんと自分の商品やサービスのことを正しく伝えられるか?
もっと言えば、最初にどんな見込み客を集めて、どういうプロセスで、欲しいと思わせるように戦略を立てていくのか?
このロードマップが出来上がっていなければ、いくらどれだけ頑張って作業をしても穴の空いたバケツで水をすくうようなものです。
好き勝手ブログ記事を書いていればお金になる、みたいなファンタジーは存在しません。
いまブログで稼げてる人も、自由そうに生活してる人も、ちゃんとマーケティングをやっています。意図的に仕掛けています。
マーケティングについての基本はこちらの記事をどうぞ。
いま成果が出てないのは頑張り方を間違えてるだけ
「スキルや能力は収入と比例しない」と聞いて、すこしショックな方もいるかもしれません。
だけど現実としては、詐欺師と呼ばれるような人たちがお金を稼いでいて、良い人と呼ばれる人は正当な評価を受けていない、という状況があちこちで起きています。
べつに詐欺を推奨してるわけじゃなく、「お金を稼げる人はお金の稼ぎ方を知ってる」からであって、決して能力やスキルが長けてるわけじゃありません。
だからこそスキルや能力とは別に、「売る(お金を稼ぐ)」にはどうすればいいか?ということを真剣に考えなければいけません。
ノウハウや知識ばかり頭に詰め込んで、マインドだけ高くなってる人は、「自分の売り方」を分かっていません。
「売る(お金を稼ぐ)」というスキルにおいては圧倒的に欠けてる可能性があります。
努力してる、能力を磨いてる、知識を得ている…たしかに素晴らしいことなんですが、それを正しく扱わないとお金には変換できないので、頑張るポイントを見誤らないようにしていただければと。